科学的にみてポケモンGOみたいな位置情報ゲームって健康に良いの?事故とかのデメリットって本当のところどうなの?って話 その6
運転中のポケモンGOの事故率などを調べた最初の研究の話
2016年のサンディエゴ州立大学の研究によると、運転中のポケモンGOの事故率などを調べてみたそうです。
まず研究者たちは、2016年7月10日~2016年7月19日までの10日間、ポケモンやドライブ、車といったキーワードを含むポスト(ツイート)をX(旧Twitter)で検索してみたそうな。すると345,433ものポストが見つかったとのこと。
次にこの中からランダムに4,000のポストをピックアップ、それらから以下の3つの内容の記載があるか振り分けて行ったらしい。
- 運転手がポケモンGOをプレイしていたか…?
- 同乗者がポケモンGOをプレイしていたか…?
- 歩行者がポケモンGOに夢中になっていて交通事故に遭っていたか…?
併せて、ポケモンGO中の運転や歩行者に対する安全メッセージのポストがあるのかもチェックしたみたい。
更に研究者たちは2016年7月10日~2016年7月20日までの10日間に載っていたポケモンとドライブの単語を含むGoogleニュースもチェック、結果321件がヒットしたそうな。因みにこの中にはポケモンGOでの交通事故のニュースもあったそうです。また重複したニュースは除外していったらしい。
集めたサンプルがポストやGoogleニュースなんで、バイアスは結構高そうですが、リリース(2016年7月6日)してすぐの調査である事、これが運転中のポケモンGOの事故率を調べた最初の研究であることを踏まえると、文句は言えないですね。
では結果を見てみましょう。
- 33%のポストで運転手や同乗者、歩行者がポケモンGOに気を取られていたことがあると書かれていた…!
- 上記のポストの合計件数はわずか10日間で113,993件であった…!
- 反対に安全性メッセージのポストは13%だった…!
- 残りのポスト(もしもの話、よく分からん話、関係ない話)が54%だった。
- ポストの18%で運転手がポケモンGOをしていた…!
- ポストの11%で同乗者がポケモンGOをしていた…!
- ポストの4%で歩行者がポケモンGOに夢中になって交通事故に遭いそうになっていた…!
- 同時期のニュースでは、運転中のポケモンGOに関する事故が14件起こっていた…!
運転中のながらスマホによるポケモンGOなのか、車で移動して停車して運転手がポケモンGOをしているのかなどは謎なものの18%ってのは一つ基準になる結果ですな。それと意外だったのは、歩行中のながらスマホによるポケモンGOの事故遭遇率がわずか4%しかなかったってこと。もっと多い気がしていたんですが、まぁ、サンプルがポストなんでこんなもんなのかもしれないですね。
また10日間で運転中のポケモンGOに関する事故が14件ってのも規模から思うに多いんだかどうなんだかイマイチ分からない感じですな(ポケモンGOは2016年7月6日のリリースからわずか3か月以内で全世界で5億5,000万回以上ダウンロードされた)
個人的考察
ということでポケモンGOと事故に関する最初の研究を見てみました…!
今後、日本で調べたポケモンGOと事故の研究なども出てきますんで、しばしお待ちください…!