「認知行動療法の共通基盤マニュアル」のポイントを抑えよう!その13「アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)」
「「認知行動療法の共通基盤マニュアル」のポイントを抑えよう!」シリーズの続きです。
この記事は、当事業所の社内研修で行いたかったが時間の都合上出来なかった内容を載せている物になります。
この記事は、当事業所の社内研修で行いたかったが時間の都合上出来なかった内容を載せている物になります。
具体的には認知行動療法マップ(CBTマップ)の「認知行動療法の共通基盤マニュアル」を私なりにまとめたものです。
アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)
アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)とは、相手を尊重しながら、自分の気持ちや意見も伝えるコミュニケーションのことを言う。アサーションの流れは、
- 対人交流でのストレス場面とその時の会話を思い出す:例「突然、上司から頼んだ仕事の進捗が遅いと怒鳴られた」。来週の会議で使用するはずであり、特に早めに仕上げるようには言われていなかった。
- 攻撃的な発言を考える(自分のことだけを考えて、相手への配慮に欠けた言い方):例「そんなに怒鳴らなくてもよいじゃないですか、下準備は既に出来ているんですし、後はそれをまとめるだけなんですよ、人前で怒鳴るなんて、ひどいじゃないですか。遅い、遅いと言うけれども、そもそもハッキリと締め切りを伝えてくださってないですよね。一方的に遅いと言われても困るんですよ」
- 受動的な発言を考える(相手にばかり配慮して、自分のことを大切にしない言い方):例「下を向いて黙ってしまう。弱々しい声で申し訳ありませんでしたと言う」
- 2つを融合した発言を考える(相手のことも自分のことも大切にした言い方):例「ご心配をおかけしてすみません。現状をお伝えしますと、来週の会議に間に合わせるように準備を進めておりました。会議より前に仕上げるようにとはうかがっていなかったので、今当惑しております。予定を早めて明日出すこともできますし、もしくは現段階のものを一度お出ししましょうか」
となる。
つまり、アサーションとは、両極端な返答を挙げてその中間を取っていく方法と言える。
また、アサーションの具体的な方法の一つとしてDESC法がある。
DESC法とは、
の4つのステップで会話を進めることを言う。
上記の会話例では、
となる。
- Describe:描写する。客観的な事実・状況を伝える
- Express:説明する。自分の感じたこと、気持ちを伝える
- Suggest:提案する。具体的に提案する
- Choose:選択する。相手が受け入れた場合と受け入れなかった場合、それぞれに対して結果や選択肢を示す。否定されたときの代替案を用意しておく
の4つのステップで会話を進めることを言う。
上記の会話例では、
- D:仕事の進捗で心配をかけたことについて触れた上で、現状を伝える
- E:急に怒鳴られて当惑している気持ちを伝える
- SC:明日提出するか、現段階のものを見てもらうか、複数の案を提示し選んでもらうようにしている
となる。
個人的考察
以上「アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)」でした。
次回は「問題解決(問題解決技法・問題解決療法・問題解決技能)」をご紹介します…!
