先週の続きです。
今回は、2010年にワルシャワ医科大学が発表した、ヨーロッパの子ども達を対象に朝食の摂取が体重に与える影響についての観察研究の系統的レビューを見てみます。



ヨーロッパの子ども達を対象に朝食の摂取が体重に与える影響について観察研究の系統的レビューを行ってみた…!

2010年のワルシャワ医科大学の研究によると、ヨーロッパの子ども達を対象に朝食の摂取が体重に与える影響について観察研究の系統的レビューを行ってみたそうです。
日本でもそうだと思いますが、朝食を食べない子どもってのは結構いたりします。そして朝食の摂取が過体重や肥満をもたらすのかは議論の分かれるところなんですな。
そこで今回、ヨーロッパの子どもや青少年を対象に調べてみることにしたみたい。
まず研究者たちは、2009年1月までに発表された該当研究をコクラン、MEDLINE、EMBASEで検索してみたそうな。次に検索にヒットした研究を適格基準と除外基準に照らし合わせて精査していったらしい。
最終的に選ばれた研究は16件でして、総サンプル数は59,000人以上ってことでした。
では系統的レビューのポイントを見てみましょう。

  • 16件中13件の研究で、朝食を食べると過体重や肥満予防になると出ていた…!
  • 16件中1件の研究で、朝食の過体重・肥満予防効果は男の子のみが対象だとしていた…!
  • 16件中4件の研究で、朝食を抜く人のBMIが増加していた…!
  • 16件中1件の研究で、朝食を抜く人のBMI増加効果は男の子のみが対象だとしていた…!

つまり、子どもが朝食を食べると肥満予防になる…!朝食を抜くと太る…!って感じみたい。



個人的考察

但し、研究者も挙げていましたがこれらはいずれも観察研究がベースなんですよね。
そのため、

  • 朝食を食べるから肥満になりづらいのか…?
  • スリムな子どもは朝食を食べていることが多いのか…?
  • 朝食を抜くから太るのか…?
  • 太っている子どもは朝食を抜くことが多いのか…?
  • そもそも真面目できちんとしている(≒誠実性が高い)子どもは朝食を食べる傾向が高いからなのか…?
  • 朝食を食べる子どもは運動をすることが多いから肥満になりづらいのか…?

みたいな疑問はまだ残るんですな。
まぁ、これらは今後の研究に期待といった感じですね。



参考文献