ダイエットには環境整備が大事…!って話を以前からご紹介している当ブログ。
詳しくは、


をご覧いただきたいのですが、周りからの影響でダイエットが成功するか否か、結構左右されるみたいなんですよね。
ということで、今回は一緒に食べる人たちと食事量の関係をガッツリ調べてみたよ…!って研究をご紹介します。メタ分析なんで、信頼度は高めですよー!



一緒に食べる人たちと食事量の関係をメタ分析してみた…!

2014年のニューサウスウェールズ大学の研究によると、一緒に食べる人たちと食事量の関係を比較した過去の研究を38件ピックアップしメタ分析してみたそうです。周囲の環境で、自分の食事量が変わるのかをしっかり調べたってことですね。
では、ポイントを見ていきましょう…!

  • 参加者は、一緒に食べる人たちがたくさん食べれば食べるほど、自分もつられてたくさん食べていた…!
  • 参加者は、一緒に食べる人たちが食べなければ食べないほど、自分もつられて少ししか食べなかった…!
  • 男性よりも女性の参加者の方がつられやすかった…!
  • 上記はお菓子だろうと普通の食事だろうと統計的な有意差はなかった…!
  • 料理の量も関係なかった…!
  • その場に一緒にいなくても影響を受けることがあった…!(例えば、大体のお客さんは大盛りを食べきることができますと聞くと実際に大盛りを食べきれるなど食事量が増えた)
  • 共感力が高い方がつられる…!

この結果に研究者曰く、周囲の影響は、人々の食事量に強力な影響を及ぼし、食事量を適切に調節する能力に影響を与える。まず、小食のモデルを用意して一緒に食事をすると、人々は食事量を少なくする傾向がある。また小食(暴飲暴食の減少)が健康的で望ましいと見なされる場合もある。但し、摂食障害(拒食)のリスクがある人達では、不健康な食事を悪化させる場合もある。次に、多食のモデルを用意して一緒に食事をすると、人々は過度な贅沢と暴飲暴食に走る傾向がある。現代社会では油断すると、高カロリー食品やビッグサイズなどが簡単に入手可能という特徴があり、更に食事量が増える可能性がある、とのこと。



個人的考察

確かに皆がおいしそうにたくさん食べていると自分もたくさん食べてしまいますし、逆にちょびっとしか食べていないと自分もあんまりたくさん食べませんよね。またバイキングなどでは周囲がたくさん皿にとって食べているんでついつい食べてしまうのもなんだか納得してしまいます。
やっぱり人間は社会的な生き物なんで周囲と一緒、みんなと一緒が良い…!って気持ちが強いみたいですね。それを踏まえると、共感力重視のコミュニティを形成しやすい女性の方が男性よりも影響を受けやすかったってのも納得できます。
是非、ダイエットをお考えの方は意識してみてください…!