夜のブルーライトはヤバい…!みたいな話をご紹介したことがございます。
今回はその加筆内容です。


人間の概日リズム(体内時計)・メラトニン分泌は、普通の室内光ぐらいでも非常に敏感に反応している…!

2000年のハーバード大学の研究によると、夜に薄暗い~中程度の光を浴びると概日リズム(体内時計)・メラトニンの分泌にどのような影響を及ぼすのか調べてみたそうです。
この研究は18~44歳の健康な男女23人(平均年齢27.8±8.91歳)が9日間にわたって行ったもので、早速ポイントを見てみますと、

  • 部屋の照度(明るさ)が低いとメラトニン濃度はほとんど変化しなかった。しかし部屋の照度が高いとメラトニン分泌が抑制されてしまった…!
  • 照度の増加とメラトニンの分泌抑制の関係はほぼ段階的な感じとなっており、メラトニンの分泌抑制は、約200ルクスを超える照度で発生し、80ルクス未満で最小限の抑制になった…!
  • 一般的な室内光は約50~600ルクスだが、約50~160ルクスでメラトニンに影響が出ていたことを踏まえると、人間の概日リズム(体内時計)・メラトニン分泌は、普通の室内光ぐらいでも非常に敏感に反応している感じだった…!

のようになっております。



個人的考察

つまり、2週間ほど毎晩一般的な室内光にさらされるとメラトニン分泌が大幅に減少しちゃう…!ってことですね。う~ん。こりゃ大変だ…。
これらを少しでも防ぐには、

  • 暗くなったらスマホ等の明るさを落として夜間モードにする
  • 寝る30分前にはテレビやパソコン、スマホ等はできるだけ見ないようにする
  • 寝る時は部屋を真っ暗にして寝る

なんかがよろしいかと思います。



参考文献