【加筆内容】肉と野菜はどちらを食べるべきか食べないべきか?糖尿病編1
って感じでした。
糖尿病患者さんを対象にビーガン食と米国糖尿病協会の食事法を比べてみた…!
2006年のジョージ・ワシントン大学のRCTによると、2型糖尿病患者さんがビーガン食を実践したら症状が改善するのか調べてみたそうです。
今回実験に参加したのは2型糖尿病患者さん99名でして、以下の2グループにランダムに分かれてもらい各食事法を実践してもらったそうな。
- ビーガン食:49名
- 2003年版の米国糖尿病協会(ADA)ガイドラインによる食事法:50名
余談ですが、最新版である2023年版の米国糖尿病協会(ADA)ガイドラインはこちらになります。気になる方はご覧ください。
話しを戻しまして…。上記食事法を22週間続けてもらい、スタート時と違いが出たか比べてみたそうです。
結果は、
- ビーガングループは、49人中21人、つまり43%が減薬に成功した…!
- ADAガイドライン食事グループは、50人中13人、つまり26%が減薬に成功した…!
- ビーガングループは、HbA1cが0.96ポイント減少した…!薬を変更した人を除くと1.23ポイント減少した…!
- ADAガイドライン食事グループは、HbA1cが0.56ポイント減少した…!薬を変更した人を除くと0.38ポイント減少した…!
- ビーガングループは、体重が6.5kg減っていた…!
- ADAガイドライン食事グループは、体重が3.1kg減っていた…!
- ビーガングループは、悪玉コレステロールが21.2%減少していた…!
- ADAガイドライン食事グループは、悪玉コレステロールが10.7%減少していた…!
って感じでした。ビーガン食の圧勝ですね。
これをみると糖尿病にはビーガン食だ…!となりたくなりますな。
また同研究チームは上記の研究を続けた結果も発表しておりまして、2009年のジョージ・ワシントン大学の研究によれば、74週間続けた結果、
- ビーガングループの体重は-4.4kg、HbA1cは-0.34、総コレステロールは20.4mg/dL、悪玉コレステロールは13.5mg/dL
- ADAガイドライン食事グループの体重は-3.0kg、HbA1cは-0.14、総コレステロールは6.8mg/dL、悪玉コレステロールは3.4mg/dL
って感じで、やはりビーガン食の方がADAガイドラインの食事よりも成績が良かったんですよね。