情報整理に超役立つ「KJ法+α」ってどうやるの?

KJ法ってなに…?
KJ法は東京工業大学名誉教授であった故川喜田二郎教授が考案した方法で、川喜田教授のイニシャルをとってその名がついたそうです。
KJ法は思いついた単語や短文をカードや付箋などに記載していき、それらを各ジャンルやグループごとにまとめて情報を整理していく方法となります。使用例としては、
- 自分の情報を整理したいとき
 - 小中学校の班で話し合うとき
 - 大学のゼミで話し合うとき
 - 就活や企業でのグループワークやグループディスカッションで話し合うとき
 
など幅広く登場することがあるかと思います。
この方法は非常によくできており、思考法ツールとして以前に紹介したマインドマップよりもメジャーではないかと思います。
マインドマップが合わない方などはこちらを使用してみるのがよろしいかと思います。
KJ法の紹介だけだと以上になるのですが、これだけだとさみしいので(笑)、今回は、実際に私がKJ法を使っていく中でKJ法に+αを加えた方法をご紹介したいと思います。
そもそも思考ツールが必要になるのはなぜか…?
まず初めに、マインドマップやKJ法みたいな思考ツールがなぜ必要か…?って話からしたいと思います。
まぁ頭の中だけでは整理できないからといったらそれまでなんですが、もう少し分解して考えてみると、
- 自分の中で整理ができない
 - 整理できないからその作業を先延ばししてしまう
 - 先延ばしした作業の期限が近づき、分からない(何が分からないのかも分からない)まま資料作りを行う
 - 分からないものを見やすく作っても分かりづらい
 - 分からないから不安になって資料が多くなる
 - 分かりづらい資料をたくさんもらって皆も分からなくなる
 
こういうことを防ぐためですよね。先延ばしの最大の原因は完璧主義と自己批判だと前にも書きましたが、まさに、分からないことを完璧にわかろうとして先延ばししてしまった為、皆も分からなくなるという結果に行きついてしまうんですよね~。
詳しい先延ばし対策と不安対策については下記をご覧ください。
分からないことを分かった気になるのも危険ですので、分かっていることや分かっていないことなどをしっかり自分が認識する必要があります。
ここで登場するのがKJ法+αです…!
ここで登場するのがKJ法+αです…!
KJ法+α
KJ法は単語などをカードや付箋で書いたのちグループに分けていきますが、そもそもそのグループが思いつかない、区分けが難しい、グループがあやふやだったり多くなりすぎたり、少なくなりすぎたりすることが多くあります。この部分に応用を加えたのが私が良く使っているKJ法+αです。
まず、グループはシンプルに以下の3つのみとします。
- 開発された部分
 - 開発中または開発できそうな部分
 - 未開発の部分
 
としています。言い方が分かりづらい方は、
- 分かる部分
 - 微妙な部分
 - 分からない部分
 
とか、
- ○
 - △
 - ×
 
なんかで考えるとわかりやすいかもしれません。要は先にシンプル化した万能なグループをあらかじめ決めておき、そこに当てはめて付箋を貼っていくという形です。さらにポイントとして、
- カードより付箋がオススメ。ずれない。コピーしやすいため
 - 日付も付箋が良い(変更しやすいため)
 - ○と△の間の内容はその境界線のところに付箋を貼っておける
 - どちらかというと○に近い△などあればそちらの方に被さる部分を多くなるよう貼る
 - ○△×のどれにも該当しない場合は欄外に付箋を貼っておく
 - 作成したものをクリアファイルやクリアポケットに入れてそのままとっておくことにより、状況に応じて付箋を再度移動したり追加、削除をしていける
 - その都度印刷しておけば経過をとっておくことができる
 
といった感じです。
言葉ではわかりづらいと思いますので下記に画像で例を載せておきます。
