【まとめ】コミュニケーションは技術である!では、誤解を解き具体的にどう対策していくべきか?
コミュニケーション能力が重要なのは皆さんご存知のことでしょう。実際コミュニケーションは4Cに選ばれるほど重要な能力ですからね。
んが、しかし、実際、コミュニケーションが得意ですか…?と聞かれると大多数の方は苦手なんじゃないですかね~?かく言う私も超苦手でして、正直できれば避けていきたいと思っております(笑)
でも、学校でも職場でも就職の面接でも絶対必要になるんでやはりある程度は出来た方が良いわけでして…。
コミュニケーションってなに…?
そもそもコミュニケーションとかコミュニケーション能力(いわゆるコミュ力)とはなんぞやって話なんですが、一般的なイメージとしては、話すのが上手な人とか外向的な人とか空気が読める人なんかを想像するのではないでしょうか…?
先に言っておきますが、これら全て間違いです。
と、いうことにもっと早く気付きたかった(泣)
だって誰も教えてくれないんだもん…。
だって誰も教えてくれないんだもん…。
話を戻して…。
まず一番大事なこととして、
- コミュニケーションは技術である…!
ということです。もちろん世の中天才はいますが、私のように才能がなくても技術であると知れば希望は持てるはず…!
技術を覚え、それを活かすとコミュニケーションは上手くなる。このことを知っていればやみくもにやるとか無理矢理やらなくてすみますからね~。
2013年のペンシルベニア大学ウォートン校のアダム・グラント教授の論文から。グラント教授は以前紹介したGIVE&TAKEという良書を書いた天才です。
この研究では、内向型の人と外向型の人と両向型の人(内向型と外向型の両方の性質を持っている人のこと)、ぶっちゃけ誰が一番営業に向いているの…?っていうのを調べたみたいです。3ヶ月間300人の営業の人を研究した結果ということで、まずまずの信頼度ではないかと…。
営業なんてまさにコミュニケーション能力の高さを問われる仕事と言っても過言ではないかと思うのですがいかがでしょうか…?で、結果から申しますと、営業は外向的な性格の人が一番向いていなかったそうです。正直嘘でしょ!?って思う結果ですが、本当らしいです。各順位は、
だったそうです。なぜ外向型の人間が最下位だったかというと、売り込みの情熱がすご過ぎて、客の声を聞かないからだったらしいです。う~ん。まさかですが、言われてみればそんな感じになるのかも…。相手を注視して聞くことができるのも大事なコミュニケーション能力ですからね~。周囲に鈍感ってことですかね…。
因みにグラント教授によると、大部分の人は両向型の性格にあてはまるらしいので、もし、自分が内向型って思っている方も、もしかしたら両向型の可能性があるかもしれません。これはうれしい話。
つまり、まとめると、
ってことになりますね。
これを知った時、自分は内向型でよかったと安堵したものです(笑)
この辺についてさらに詳しく知りたい場合は、
をご覧いただくとよろしいかと思います。非常に勇気が出る内容ですよ…!
コミュニケーション能力の誤解
では、私も昔勘違いしていた内容から…。2013年のペンシルベニア大学ウォートン校のアダム・グラント教授の論文から。グラント教授は以前紹介したGIVE&TAKEという良書を書いた天才です。
この研究では、内向型の人と外向型の人と両向型の人(内向型と外向型の両方の性質を持っている人のこと)、ぶっちゃけ誰が一番営業に向いているの…?っていうのを調べたみたいです。3ヶ月間300人の営業の人を研究した結果ということで、まずまずの信頼度ではないかと…。
営業なんてまさにコミュニケーション能力の高さを問われる仕事と言っても過言ではないかと思うのですがいかがでしょうか…?で、結果から申しますと、営業は外向的な性格の人が一番向いていなかったそうです。正直嘘でしょ!?って思う結果ですが、本当らしいです。各順位は、
- 1位…両向型
- 2位…内向型
- 3位…外向型
だったそうです。なぜ外向型の人間が最下位だったかというと、売り込みの情熱がすご過ぎて、客の声を聞かないからだったらしいです。う~ん。まさかですが、言われてみればそんな感じになるのかも…。相手を注視して聞くことができるのも大事なコミュニケーション能力ですからね~。周囲に鈍感ってことですかね…。
因みにグラント教授によると、大部分の人は両向型の性格にあてはまるらしいので、もし、自分が内向型って思っている方も、もしかしたら両向型の可能性があるかもしれません。これはうれしい話。
つまり、まとめると、
- 外向的より内向的の方がコミュニケーション能力が高い
- 外向的な人が高そうに見えるのは周囲に鈍感なだけ
ってことになりますね。
これを知った時、自分は内向型でよかったと安堵したものです(笑)
この辺についてさらに詳しく知りたい場合は、
上記を踏まえてさらにもう一歩踏み込んで考えてみると、そもそも何故空気を読むのかというと、周りに合わせるためではなく、周りを動かすために読んでいるんですよね。実験を例にすると営業で相手が商品を買ってくれる(相手を動かす)ために空気を読んでいるということになります。つまり、
- 空気を読む≠周囲に合わせる
- コミュニケーション能力が高い≠空気が読める
ということが言えるのではないでしょうか…?
コミュニケーションは決して相手に合わせて会話をすることではなく、自分の感情を丁寧に表現する事で相手がそれに納得同意してくれることだと言えると思います。
コミュニケーションが苦手な人はコミュニケーション能力が低い訳ではない…!では何が原因なのか…?
2015年のフランクリン&マーシャル大学などの研究によると、孤独な人のコミュニケーション能力について調べてみたそうです。
この研究は4つの実験を行っておりまして、コミュニケーションスキル又は非コミュニケーションスキルのテストと言われた際に、孤独な人のコミュニケーション能力がどう変化するのかをチェックしたとのこと。
4つの実験で分かったことは、
- 孤独な人は、コミュニケーションスキルを判断する為のテストだよ…!と言われた場合、テストの成績が悪かった…。
- しかし孤独な人は、学力適性試験だよ…!と言われ、同じテストをした場合は、孤独じゃない人と同じかそれ以上の成績を出した…!
とのこと。
つまり、孤独な人はコミュニケーションスキルが低い訳ではなく、むしろ普通か高い方なのに、コミュニケーションのテストと言われると一気にダメダメになっちゃうみたいなんですよね。コミュニケーションの言葉だけでビビッて委縮しちゃうのなんて内向型な自分としては激しく同意できる話…。
では、なぜこういった現象が孤独な方に起こるのか…?ですが、これについては、実験3と実験4で調べてみたそうです。
結果は、
- 不安が重要な役割を果たしている
とのこと。
つまり、
- 元々コミュニケーションが苦手だと思っている
- コミュニケーションのテストと言われ不安になる
- 結果、実際のコミュニケーションがグダグダになってしまう
ってステップを踏むみたい…。
う~ん。負のコミュニケーションスパイラルって感じで嫌ですね。これも激しく納得…。
この結果に研究者曰く、
- この研究結果は、孤独な人が孤独から脱するためにコミュニケーションスキルを学ぶ必要がない可能性を示している。それよりも、コミュニケーションを取る際の不安対策を学ぶ必要があるだろう
ということでした。
コミュニケーションスキルが足りないのではなく、コミュニケーションをとる際の不安対策が大事…!ってことですね。
それと余談ですが、この研究には意志力研究で有名なフロリダ州立大学のロイ・バウマイスター博士も関わっております。本当、勉強になる研究をしていただけるので感謝ですねー。
本当にコミュニケーション能力が高い人とは…?
自分の感情を丁寧に表現する事が本当にコミュニケーション能力が高い人となりますが、もう少しわかりやすく言うと、- コミュニケーション能力=共感力
- 対話対策が上手い人
と言えると思います。
対話対策が上手い人とは
- 処理が上手い
- 寛大で動じないようにみえる(自信があるようにみえる)
- 開放性が高い(新しい事や見たことがないものに積極的なようにみえる)
といえると思います。
上記が苦手な方はそれぞれの技術を身に付けていく必要があるかと思います。
コミュニケーション能力が低くなってしまう原因はなにか…?
じゃあなんで内向的な人ってコミュニケーション能力が低く自分で感じてしまうのか…?って疑問なんですが、これはコミュニケーションが下手なのでちゃんととれているか自分が気になり、結果、相手に注意が払えなくなり失敗するかららしいです。う~ん。よく分かる(笑)実験から9割はコミュニケーション能力を過小評価しているそうです。そして、自分は好かれていないと思いそれを数ヶ月ひきずるらしいです。結果、コミュニケーションが不安で失敗するということです。まさに私が通った道じゃないか…!(泣)
ということで、まとめると、不安対策が必要ってことですね。
コミュニケーションの不安対策
コミュニケーションの具体的な不安対策ですが、- 対人不安とコミュニケーションによる不快感に強くなる
- コミュニケーションの負荷を減らす
- 外向的に見えるようになる
という結果になるかと思います。
不快感に強くなるためにはその場の感情に流されない対策が必要ですね。if-thenプランニングとかRAINが使えるのではないかと思います。
負荷を減らすには、エクスプレッシブライティングや全員に好かれるのは無理ということを知ることでストレス対策をするのがよろしいかと思います。
外向的に見えるようになるには、自信をつけることや不安対策を行う、実践練習としてSSTを行うのがよろしいかと思います。
コミュ力の高い人は、相手の行動を真似る…!
2015年のデューク大学の研究によると、コミュ力の高い人はどのようなテクニックを無意識に使っているのか調べてみたそうです。そもそも大前提として、
- 外向的な人→他人とすぐ仲良くなる、信頼関係を築くのが得意…!
- 内向的な人→他人とすぐ仲良くなる、信頼関係を築くのが苦手…。
っていう特徴がございます。
しかし、他者と良いつながりを築くために外向的な人がどんな行動をとっているのか、あんまりよく分かっていなかったりするんですよね。
そこで今回、研究者たちは調べてみることにしたんだとか。
因みに研究者たちは立てた仮説は以下な感じ。
- 外向的な人は他者と良いつながりを築くために、内向的な人よりも「相手の行動を真似る」んじゃないか…?
- 但し、外向的な人の「相手の行動を真似る」テクニックは、仲間意識を持っている場合にのみ現れるんじゃないか…?
つまり外向的な人は「真似る」テクニックを使っていると。確かに有り得る話ですな。
ということで研究者たちは2つの実験を行いこれらを調べておりました。
んで早速2つの実験のポイントを書いておきますと、
とのこと。仮説通りだったってことですな。
- 外向的な人は他者と良いつながりを築く目標があった時「相手の行動を真似る」ことが多くなっていた…!
- 外向的な人は他者と良いつながりを築く目標がなかった時「相手の行動を真似る」ことが多くなっていなかった…!
とのこと。仮説通りだったってことですな。
以上をまとめると、
- コミュ力の高い人は「相手の行動を真似る」ことが多い…!
- つまり相手の行動を真似すると良い…!
ってことになりましょう。
これなら内向的な人でも意識すれば出来るテクニックですな。勉強になったぜ…。
より実践的に考えてみると、
- しぐさ:手を組む、腕を組む、足を組む、顎や髪を触るなど
- 表情:笑顔、考えている顔、悩んでいる顔など
- 声:声の大きさ、声の高さ、話すスピード
- 言葉:相手と同じ言葉(キーワード)を使う、同じ語尾を使うなど
って感じになります。
因みに当事業所にもコミュ力の高い人がおりまして、その人との会話や電話でこれらを内緒でチェックしてみたことがあるんですよ(笑)
結果は上記の通りでして、
- こちらが手を組むと手を組むことが多い
- こちらが笑顔や難しい表情をすると同じ表情をすることが多い
- こちらが楽しそうに話す、考えている感じで話すと同じ感じで話す
- こちらが言った語尾と同じ語尾を使う
って感じでまさにお手本のような感じでした。
特にすごいのが同じ語尾を使うってところでして、例えば電話などで、最後に「失礼します」というと必ず「失礼します」、「失礼いたします」というと必ず「失礼いたします」というんですな。これが調べた限りでは100%でして、やっぱりコミュ力の高い人は無意識に真似ているんだな~すげーと感心しました。
個人的考察
一般的に男性よりも女性の方がコミュニケーション能力が高いと言われますが、それ故に悩んでいる人も多いのではないでしょうか…?今回紹介したものは性別に関係なく使えるものなのでぜひ私のような内向型やコミュニケーションが苦手な方はお使いください(笑)