【まとめ】ヨガって結局科学的にはどうなの？って話

2021年6月18日金曜日

ヨガ（ヨーガ）って科学的にメリットってどうなの…？って話を今回書いておきます。

2014年のイリノイ大学アーバナシャンペーン校のRCTによると高齢者118人（平均年齢62歳）を対象に以下の2グループに分けて実験してみたんだとか。

んで、どちらのグループも週3回1時間行ったとのこと。

8週間後、両グループはn-back課題などの実行機能テストを行ったそうです。

結果、ハタ・ヨーガグループはストレッチグループよりも、

ということ。なかなかの効果ですね～。

この研究は高齢者を対象にしておりますので、どの年代の方にも同様の効果があるかは不明ですし、これだけでヨガは効果アリ…！とも言えないのですが、一応、良さそうだな～と気に留めておいてもよろしいのではないでしょうか…？

2014年のハーバード公衆衛生大学院の研究によると、ヨガって人気があるけど、心血管疾患（CVD）やメタボ予防に使える可能性があるのかについて調べてみたそうです。

この研究は、ヨガの研究の記録1,404件のうち、37件のRCTが系統的レビューで、32件のメタ分析が含まれていたとのこと。つまり、RCTのメタ分析・系統的レビューという信頼度がかなり高めの内容となっております。

サンプル数は2,768人とのことです。

早速結果を見てみると、ヨガを始めてみたら、

そうです。

なかなか素晴らしい結果ですねー。
この結果に研究者曰く、心臓や代謝の健康を改善する上で、ヨガがかなり有効だと証拠が見つかったとのこと。但し、注意点もあって、調査結果は小規模実験や中程度のRCTで結構ばらつきがあったよ～ってことでした。

それも納得できる話でヨガって一言で言っても色々なジャンルがありますもんね。例えばゆっくりストレッチ風なものもあれば、ガンガン動きまくるバリバリ有酸素運動系もあるじゃないですか。それらをひとまとめにしてヨガとして調べて結果に食い違いが出ても納得できる話です。

しかし、それでも、心血管疾患やメタボ予防・改善の効果はかなり信頼して良い結果なんじゃないでしょうか…？

2013年のコロラド州立大学の研究によると、短期間におけるビクラムヨガ（ホットヨガ）が一般的な体力にどのような影響を及ぼすのか調べてみたそうです。

実験は健康な若い成人21人を対象にしたそうで、以下の2グループに分けて効果を調べてみたとのこと。

ビクラムヨガは、週3回、1セッション90分だったそうで、これを8週間（24セッション）行ったそうです。更に細かく見てみると、インストラクター主導の元、26のポーズを順番に行っていったらしい。因みに各ポーズについては、以下だったそうな。

ヨガスタジオは室温35度〜41度、湿度約60％だったそうで、割とベーシックなホットヨガメニューだったみたい。

んで、ヨガの前後に、デッドリフトや握力の数値、背筋やハムストリング、肩の柔軟性、安静時の心拍数と血圧の数値、トレッドミルによるVO2maxの数値、体脂肪（DXA）を測定し、ホットヨガの効果を調べたそうです。

結果、ビクラムヨガグループは対照群と比べて、

とのこと。

ヨガで体を動かすことにより筋トレと柔軟性アップの効果は得られそうですが、他は微妙な感じですね。また、温度・湿度が高めの場所にいるからといって特に大きなアドバンテージを得られるわけではないみたいですね。

好みの問題を別とすれば、「ホット」ヨガにこだわらなくてもいいのかな～と思いました。

ということで、現在ヨガを行っている方はモチベーションアップに、これからヨガを始めようと思っている方は参考にしてみてはいかがでしょうか…？