就職や転職、社内でも活躍できるようになる考え方、比較優位とそれを見極めるために使えるゲーム化(ゲーミフィケーション)
企業にとって必要な人材とは何か…?
この問いの答えについて皆さんは何と答えますか…?
答えについて、自分自身で考えることもできますし、一般就労を目指す方の支援でも考えるかと思います。そして、この部分をしっかり考えると、就職や転職に有利になるのはもちろん、社内でも活躍し、やりがいや達成感を感じられることが多くなるかと思います。また、OJTや部下の教育にも役立つと思います。しかし、なかなかどうして難しいせいか、ここんところをしっかり考えることをする人は少ないように思います。
ということで今回は、こちらについてご紹介しておきます。
ということで今回は、こちらについてご紹介しておきます。
企業にとって必要な人材とは…?
企業にとって必要な人材を考える際に、まず、基本となるのが比較優位(の原則)です。比較優位とは、例えば、Aさんは営業も事務もできる。一方Bさんは事務ができるとします。Aさんは営業、事務の両方ができますが、両方を同時にはできません。効率も悪いです。そこで、Bさんに事務に行ってもらい、Aさんは営業を行うといったように分担していきます。つまり、相対的に優位かどうかを考えていくってことですね。会社の弱いところ、隙間をみつけて、そこに自分が合わせていく、強みを作っていくと企業にとって必要な人材となっていきます。
逆に就職や転職前から、自分の強みを活かそう…!ってのは失敗する可能性が高いのでおすすめできません。例えば、自分の強みを活かそうと思って入社しても、そこにはもっとそれに特化した強みを持った人がいたりします。結果、自分の強みが強みでなくなるため、自分の必要性が感じられなくなり、モチベーションが低下してしまいます。
それよりも比較優位を考えて、企業に合わせた強みを作っていく方が、必要性を自他ともに感じられるといった感じです。
企業(チーム)の総合点から比較優位を考えていこう…!
比較優位を考えていくと企業にとって必要な人材が分かるってのが分かったところで、次にその企業(部署などがあればチーム)の比較優位になる場所はどこなのか…?を見つける方法について考えていきます。ここを考えていく際、ゲーム化(ゲーミフィケーション)を使うと分かりやすいです。ゲーム化(ゲーミフィケーション)とは、ゲームの要素を現実世界で応用して使っていくって考え方ですね。
んで、ゲーム化を使って、個人の能力(ステータス・パラメーター)を見ていくとき、ざっくりと2つの種類に分かれます。
- 特化型:得意不得意がはっきりしているタイプ。パラメーターで言うと尖っているところがあるタイプ。このタイプは得意分野が活かせる配置だと生き生き働け、能力以上に活躍するが、逆だと能力がほとんど死んだ状態になってしまう。要は一長一短。ゲームで言うとナイトや白魔導士みたいなタイプ(下記イメージ)
- 万能型:なんでもそつなくこなすタイプ。パラメーターがバランスの良い形になるタイプ。どこでも活躍できるが、その分、器用貧乏になってしまうこともある。ゲームで言うと、赤魔導士や賢者みたいなタイプ(下記イメージ)
上記のように重なる部分もありますが、そこは人数が複数いる仕事などがあると思うので、そこに重なりを合わせていけると良いです。そして、重なりはイラストレーターやフォトショップのレイヤーで考えるとわかりやすいです。
企業やチームは皆で協力して総合点(上記表だとそれぞれの最大値)で勝負していくのでパラメーターをレイヤーのように重ねていき、最終的に大きなパラメーターになれば良いといった形ですね。
そして、ほかの要素も考慮しなければいけません。そう、ボーナスポイントです。
例えばAさんとBさんが組むと1+1=2以上の働きをしてくれることがあります。つまり、ある人とある人の組み合わせで更にボーナスポイントで+1ってのがあるんですよ。また、逆もあります。仲の悪いAさんとBさんが組むと1+1=2となっても、組み合わせで-1となってしまう場合もあります。つまり、単純に総合点を出した後にも組み合わせによる、プラス点とマイナス点があるってことですね。
これらの要素を踏まえつつ、比較優位を考えていくと、企業にとって必要な人材になるべき、身に付ける力がわかりますので、無駄な努力をせず、自分や他者に対してアドバイスができるようになるかと思います。また、それだけでなく、人員の配置やチーム編成、求人応募や採用の可否についても考える指針となりえます。
企業やチームは皆で協力して総合点(上記表だとそれぞれの最大値)で勝負していくのでパラメーターをレイヤーのように重ねていき、最終的に大きなパラメーターになれば良いといった形ですね。
そして、ほかの要素も考慮しなければいけません。そう、ボーナスポイントです。
例えばAさんとBさんが組むと1+1=2以上の働きをしてくれることがあります。つまり、ある人とある人の組み合わせで更にボーナスポイントで+1ってのがあるんですよ。また、逆もあります。仲の悪いAさんとBさんが組むと1+1=2となっても、組み合わせで-1となってしまう場合もあります。つまり、単純に総合点を出した後にも組み合わせによる、プラス点とマイナス点があるってことですね。
これらの要素を踏まえつつ、比較優位を考えていくと、企業にとって必要な人材になるべき、身に付ける力がわかりますので、無駄な努力をせず、自分や他者に対してアドバイスができるようになるかと思います。また、それだけでなく、人員の配置やチーム編成、求人応募や採用の可否についても考える指針となりえます。
個人的考察
比較優位やゲーム化などの話を個人にする場合、面談のような固い感じで話すと相手に入っていかないように思います。ですので、軽く・ゆる~く話せるように食事に行って行うなどラフに話せると良いですね~。とはいえコロナで食事にもなかなか行きづらい昨今では難しいんですがね…。
おのれコロナめ…。