【加筆内容】知的障がいを持っていると老化・認知症になるのが早いのか?「日本研究まとめ編」
7月末頃、日本の研究を参考に知的障がいを持っていると老化や認知症になるのが早いのか見てみました。
結果は15歳ぐらい認知機能低下が早そうって感じで、たまに聞く平均で10~20歳ぐらい老化が早いって話は概ね正しそうな感じだったんですよね。
結果は15歳ぐらい認知機能低下が早そうって感じで、たまに聞く平均で10~20歳ぐらい老化が早いって話は概ね正しそうな感じだったんですよね。
知的障がい者の高齢化は障がいのない人よりも早く、大体45歳ぐらいから始まると思われる…!
2022年の独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園の研究によると、障がい者の高齢化に関係者がいち早く気づき、連携して支援できる為のモデル開発を行ってみたそうです。んで、この中には知的障がい者の加齢・認知機能の低下・身体機能の低下についての記述がいくつかございまして、ポイントを抜き出してみると以下のようになります。
- 前回紹介した2013年の独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園の研究では、全国の障害者支援施設を対象に知的障がい者の認知機能の低下について調べていた。結果、65~69歳の知的障がい者のうち16.4%に明らかな認知症の症状があった。一般人口の高齢者の認知症罹患率は8~10%のため、知的障がい者が早期に認知症となる可能性は高い。
- 知的障がい者の場合、40~50代になると認知症などの認知機能の低下がみられるようになる。
- 一般高齢者に比べて知的障がい者は身体機能の低下が10年程早い。しかも急速に進む傾向があり、40代、50代から老化の兆しが出てくる。
- 40代では生活リズムの変化や体力の低下により、疲れやすくなる。結果、動きがゆっくりになってくる。
- 50代では視力や聴力など感覚器官の低下が起きる。また身体機能の低下に伴う歩行の不安定さや転倒リスクも高まってくる。
- 60代では運動機能の低下や食事や排泄など以前はできていた日常生活動作が出来なくなってくる。
- 他にも一般高齢者に比べて知的障がい者は早期に様々な病気にかかりやすい。
- 知的障がい者の高齢化は、障がいのない人よりも早く、大体45歳ぐらいから始まると思われる。
知的障がい者の認知機能の低下、身体機能の低下ともに40~50代から始まるみたいですねー。またこの研究では45歳を一つの境界線と考えているみたいです。
個人的考察
日本国内の研究結果はこんな感じでした。