【加筆内容】秋のダイエットにはソフトドリンク抜き生活を その3
ソフトドリンクは太る…!遺伝的に太りやすい人はもっと太る…!その差は約2倍…!
2012年のハーバード公衆衛生大学院の研究によると、ソフトドリンクの飲み過ぎが遺伝的素因・肥満と関係しているのか調べてみたそうです。
そもそも先行研究で、肥満は爆発的に増えているし、ソフトドリンクの摂取量も増えているってことが分かっております。でもこれが遺伝と関係あるのかは不明だったんですよね。
そこで研究者は、Nurses' Health Study(NHS)とHealth Professionals Follow-Up Study(HPFS)、女性ゲノム健康調査(WGHS)っていう3つの前向きコホート研究を用いてチェックしたみたい。因みにサンプル数はNHSの女性が6,934人、HPFSの男性が4,423人、WGHSの女性が21,740人って感じでなかなかの規模ではないでしょうか。
では結果の前にソフトドリンクの具体例をチェックしておきましょう。
3つの前向きコホート研究の食事アンケートによると、
そこで研究者は、Nurses' Health Study(NHS)とHealth Professionals Follow-Up Study(HPFS)、女性ゲノム健康調査(WGHS)っていう3つの前向きコホート研究を用いてチェックしたみたい。因みにサンプル数はNHSの女性が6,934人、HPFSの男性が4,423人、WGHSの女性が21,740人って感じでなかなかの規模ではないでしょうか。
では結果の前にソフトドリンクの具体例をチェックしておきましょう。
3つの前向きコホート研究の食事アンケートによると、
- ソフトドリンク:カフェイン入りコーラ、カフェインなしコーラ、コーラ以外の炭酸ジュース、ソフトドリンク(フルーツジュースやレモネードなど)
とのこと。まぁ、一般的なイメージで大丈夫ってことですね。
では結果です。
- スタート時の調査では3つの研究全てで、ソフトドリンクの摂取量が多い人はBMIも高かった…!
- ソフトドリンクの摂取量が多い人は少ない人よりも年齢が若い、アルコール摂取量が少ない、運動頻度が少ない、人工甘味料入りの飲料の摂取量が低く、総カロリー摂取量が多かった…!
- 3つの研究全てで、太りやすい遺伝の人はBMIも高かった…!
- NHSとHPFSでは、ソフトドリンクの摂取量が多い人は少ない人よりもBMIとの遺伝的関係性が強かった…!
- この結果はライフスタイルや総摂取カロリーといった変数を調整しても変わらなかった…!
- WGHSでも年齢や地域などの変数を調整しても結果は同じだった…!
つまり、ソフトドリンクの摂取量が多いとBMIは間違いなく高くなるし、ソフトドリンクの影響は遺伝で太りやすい人ほど、より大きく出てしまう…!ってことですね。
この結果について研究者曰く、
- アメリカの女性と男性を対象にした2つの前向きコホート研究(NHSとHPFS)では、ソフトドリンクの摂取量が多いほどBMIが高く、肥満リスクが高まる遺伝もより顕著であることが判明した。これはWGHSという女性の大規模コホート研究でも同様だった。この3件のコホート研究全てにおいて、1日1杯以上ソフトドリンクを飲む人のBMIと肥満リスクに対する遺伝的影響を合わせた値は、1ヶ月に1杯未満しか飲まない人の約2倍だった。これらのデータは、ソフトドリンクの摂取量が多い人は、肥満に対する遺伝的影響をより受けやすい可能性があることを示している。言い換えれば、肥満に対する遺伝の要素がより強い人は、ソフトドリンクのBMIに対する悪影響をより受けやすいということだ
とのこと。
遺伝的に太りやすい人は、ソフトドリンクの太りやすさの影響をより受けやすく、その差が約2倍ってのはすごいですね。
個人的考察
ということで、ソフトドリンクはやっぱり太りやすいし、遺伝で太りやすい人は更に太るという嫌なお話でした。
この結果を踏まえるなら、ソフトドリンクは1ヶ月に1杯未満しか飲まない、というか飲まないという選択がよろしいでしょう。
この結果を踏まえるなら、ソフトドリンクは1ヶ月に1杯未満しか飲まない、というか飲まないという選択がよろしいでしょう。