IQは遺伝の要素が強いのは以前にご紹介した通りなんですが、どうやら母親のフタル酸濃度も関係していそうな話がありました。
ということで、今回はその辺をご紹介しておきます。


母親のフタル酸濃度で子どものIQが低下するかもっていう嫌な話

2014年のコロンビア大学の研究によると、先行研究で母親の出生前の尿に含まれるフタル酸の濃度と乳幼児の精神や運動の発達の遅れに関係がありそう…!って話があるけど、これって小学校とかに入学したときにも続いているのかについて調べてみたそうです。
研究はアメリカの都心部に住む母親とその子供たち328人を対象にフタル酸の濃度を出生前に測定、その後、子ども達に知能検査を行い知能指数(IQ)に関連する認知機能をチェックしたとのこと。
んで、気になる結果が、

  • 子どものIQは、出生前のフタル酸の濃度と関係していた…!
  • フタル酸の濃度が高いとIQが低かった…!
  • フタル酸の濃度が一番高い母親の子どもと一番低い母親の子どもを比較すると、フタル酸ジ-n-ブチルの場合IQが6.7ポイント、フタル酸ジイソブチルの場合IQが7.6ポイント低かった…!
  • 母親の出生前のフタル酸濃度が高いと、子どもの脳の処理速度、知覚的推論、作業記憶力、言語理解が低かった…!

ってことらしい…。ゲゲッ…。
更に妊娠後期に測定された母親のフタル酸濃度は、7歳の時点での子どもの知的発達の遅れとも関連していたそうです。
う~ん。怖い…。



個人的考察

フタル酸がちょっとでも入っていればヤバい…!って話ではないのですが、大量に含まれるものをガンガン使用するのはやめておいた方が良さそうな感じ。
特に女性の方は化粧品を使われるので(化粧品にフタル酸は結構使われている)、ちょっと注意していきたいですよね~。