「The power of Kawaii」というタイトルの論文の話
をご覧いただきたいのですが、メリットが結構あるんですよね。
The power of Kawaii…!
2012年の広島大学のRCTによると、「かわいい」って言葉は、ポジティブな気持ちを生み出し人気があるけど、これって人間の行動に影響があるの…?ってことを調べてみたそうです。実験は全部で3つ行ったそうで、いずれもかわいい画像を見た後に生産性がアップしたかを調べたそうな。一つ目の実験では、大学生48人(男性24人・女性24人、年齢18〜22歳)を2グループに分けて(1グループ:男性12名女性12名)、以下を行ってみたそうです。
- ビリビリDr.ゲーム(下記のゲーム。集中力がいるゲーム)を行ってもらう。
- 赤ちゃんや大人の動物の画像をみてもらう。
- もう一度ビリビリDr.ゲームを行ってもらう。
リンク
結果、
- かわいい子犬や子猫を見た人:パフォーマンスが43.9±10.3%改善した…!
- かわいい大人の犬や猫を見た人:パフォーマンスが11.9±5.5%改善した…!
ってことで、かわいい動物の画像をみると、パフォーマンスが改善するのは間違いなかったみたいですが、特に子犬や子猫などの動物の赤ちゃんの方が効果があったみたい。
続きまして二つ目の実験では、一つ目の実験に参加しなかった大学生48人(男性24人・女性24人、年齢18〜20歳)を対象に、一つ目とは違うパターンのタスクを行ってもらい(たくさん数字が書いてある中から8や0など指定された数字がいくつあるか数えるみたいな作業)、かわいい動物の画像又はステーキ、パスタ、寿司などのおいしい食べ物の画像を視聴、その後、もう一度タスクを行ってもらったそうです。
んで、結果は、
- 動物の赤ちゃんを見た人:パフォーマンスが15.7±2.2%改善した…!
- 大人の動物を見た人:パフォーマンスが1.4±2.1%改善した…!
- おいしい食べ物を見た人:パフォーマンスが1.2±2.1%改善した…!
ってことで、やはり動物の赤ちゃんを見た人はパフォーマンスが向上したみたいです。
三つ目の実験では、まだ実験に参加していない大学生36人(男性18人・女性18人、年齢18〜22歳)を対象に、動物の赤ちゃんの画像か大人の動物の画像、又は適当な画像をみてもらい、その後、反射神経と正確さが問われるタスクをしてもらったそうです。
結果、動物の赤ちゃんの画像を見た時のみ集中力の幅がせばまっていたそうです。
では、3つの実験から何が言えるのかというと、
- かわいい動物の赤ちゃんの画像を見ると、注意力がアップする
- 理由は、注意の焦点が狭くなった結果だと思われる
つまり、かわいい動物の赤ちゃんの画像を見ることによって、余計なところへ注意がいかなくなり(注意の持続ができる)、注意力がアップ、結果、作業効率が上がり生産性もアップするってことですね。う~ん。素晴らしい…!
個人的考察
ということで、集中したいときは、子犬や子猫の画像や動画をみるとよろしいかもしれません。
最後に子犬と子猫の画像を載せておきますねー。
う~ん。かわいい…!