【加筆内容】16時間睡眠をしたら平日の睡眠不足をカバーできるのか?
平日の睡眠不足を休日でカバーする!は科学的に可能なのか?の続きです。
16時間睡眠を3日間(合計48時間)続けても足りない人もいる…!
2005年のブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究によると、若者の睡眠時間と睡眠負債の関係について調べてみたそうです。
この研究は、睡眠障害のない健康なボランティア17人(男性7人、女性10人)が参加したそうで、年齢は18〜32歳(平均年齢21.8±3.7歳)の人たちだったそうな。
まず研究者たちは、参加者全員の普段の睡眠時間を2週間にわたってチェックしたそうです。次にラボへの泊まり込み1週間前からと泊まり込み後の最初の夜に決められたスケジュールに沿って寝てもらったらしい。
ラボでの泊まり込みでは、入眠潜時チェックや、連続3日間による16時間睡眠(夜の0時~16時まで寝てもらう)の経過なんかを記録し続けたみたい。
結果、
- 平均睡眠時間は6.1~10.3時間の範囲で、平均睡眠時間は8.5±1.1時間だった。
- 入眠時間は22:54~4:24の範囲で、平均入眠時間は0:18±1:00だった。
- 起床時間は7:12~12:36の範囲で、平均起床時間は8:48±1:24だった。
- 16時間睡眠にした初日、参加者全員の総睡眠時間は普段の睡眠時間よりも長くなった(平均で4.9時間増えた)
- 16時間睡眠にした3日目では、総睡眠時間は普段の睡眠時間と負の相関関係にあった。つまり、普段睡眠時間が短い人(睡眠不足の人・睡眠負債がある人)は、普段睡眠時間が長い人よりも長く眠り続けていた…!
- 普段睡眠時間が短い人のうちの一部では、16時間睡眠を3日間(合計48時間)続けても、睡眠時間が安定しなかった…!
とのこと。
つまり、普段から睡眠時間が短い人は睡眠時間が長い人よりも確実に睡眠負債が溜まっているみたいで、しかも16時間睡眠を3日間続けても取り戻せなかった人もいたみたいです。土日の2日間をほとんど寝て過ごしたとしても、睡眠不足が多ければリカバリーは厳しいそうですねー。
個人的考察
やっぱ睡眠負債が溜まりに溜まっていると、休日でのリカバリーはかなりきつそうな感じですねー。
ということで続きは次回。