【加筆内容】運動強度の違いが認知機能や幸福感にどう影響を及ぼすのか?
この辺については「脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方」を見ると勉強になるのですが、では、運動強度で効果は変わるのか…?ってのが今回ご紹介する内容です。
運動強度の違いが認知機能や幸福感にどう影響を及ぼすのか…?
2022年のエルチェ・ミゲル・エルナンデス大学の研究によると、運動強度の違いが認知機能や幸福感にどう影響を及ぼすのか調べてみたそうです。
今回、実験に参加したのは大学生36名(男性17名、女性19名)でして、平均年齢は21.97±2.56歳、平均BMIは24.39±2.72だったとのこと。
まず参加者は、以下の3グループにランダムに分かれて運動してもらったそうな。
まず参加者は、以下の3グループにランダムに分かれて運動してもらったそうな。
- HIITグループ(高強度)
- 普通の有酸素運動グループ(中強度)
- コントロールグループ(運動しない)
併せて、運動の前後等に以下の3つのテストを行ったらしい。
- ストループテスト:認知機能をチェック。
- Subjective Vitality Scales (SVS)(Subjective Vitality Questionnaire):主観的な活力をチェック。
- Positive and Negative Affect Schedule(PANAS):ポジティブ・ネガティブの感情度をチェック。
テストが終了したら、1週間空けて(つまりウォッシュアウト期間は1週間)、今度はまだ行っていないグループの運動を行い、またテストを繰り替えて行ったそうです。つまり、RCTのクロスオーバーデザインってことですね。
参加者全員が全てのグループの内容を終えたら、実験終了、最後に集まったデータを比較してみたということでした。
気になる結果は、
- HIITグループは、普通の有酸素運動グループやコントロールグループに比べて、認知機能がアップしていた…!
- HIITグループと普通の有酸素運動グループは、活力・ポジティブな感情がアップするなど幸福感が増えていた…!
とのこと。
運動、特にHIITを行うと頭は良くなるし、幸せになるしでウハウハだと…。これはいいですな~。
個人的考察
ということで、こちらの結果をみて運動のモチベーションを上げていきましょう…!