【加筆内容】コーヒー(カフェイン)の効果を見ていくよー その24「抗炎症作用編」
先週の続きです。
この研究は、当ブログで何度も登場しているNurses' Health Study(NHS)っていうデータベースを用いたもので、対象者は健康な女性730人と2型糖尿病の女性663人とのこと。年齢は43~70歳の範囲でして皆、心血管疾患(CVD)やガンのない方たちだったそうな。
んで、コーヒーの摂取量については、これまた当ブログで何度も登場している食事摂取頻度調査票(FFQ)っていうアンケートを用いたそうで、対象者は以下の9つの中から頻度を選択してもらったらしい。
- 全く飲まない
- 月1~3杯飲む
- 週1杯飲む
- 週2~4杯飲む
- 週5~6杯飲む
- 1日1杯飲む
- 1日2~3杯飲む
- 1日4~5杯飲む
- 1日6杯以上飲む
併せて、そのコーヒーがカフェイン入りコーヒーかカフェイン抜きコーヒーかもチェックしたそうです。
最後に集まったデータを統計処理した結果がこちら。
- 健康な女性が、カフェイン入りコーヒーを飲んでも炎症マーカーに違いはなかった。
- 2型糖尿病の女性は、カフェイン入りコーヒーの摂取量が多いほど炎症マーカー(CRP:C反応性タンパク)が改善していた…!
- 健康な女性のみ、カフェイン抜きコーヒーの摂取量が多いほど、炎症マーカー(CRP:C反応性タンパク)が改善していた…!
因みに食事や血中コレステロールなどの変数は調整済みとのことで、また、高血圧や高コレステロールの方を除外してもこの効果は残ったそうです。更にカフェインのあるなしに関わらずコーヒーによって炎症に悪影響が出ることはなかったそうで、デメリットはない感じでした。
個人的考察
健康な方も糖尿病の方もコーヒーを飲むと体内炎症を抑えられるみたいですね。
まぁ、カフェインのあるなしで多少の違いはありそうですが、あんま気にせず飲んでいいのかな~と思いました。
やっぱりコーヒーは抗酸化物質が豊富なんで抗炎症作用も期待して良さそうですね…!