【まとめ】日焼け止めって結局どれがいいの?そして使い方に注意点ってあるの?って話
日焼け止めの基本を押さえておこう…!
農福連携なんかに参加していると日差しが強くてまいっちゃいますんで、そんな時に(特に女性にとって)強い味方になるのが日焼け止め…!…なんだけど、ぶっちゃけ良い日焼け止めって何なんですかね…?あと使い方に注意事項はあるんですかね…?
そんな時、日焼け止めについて正しい知識を得るのに役立つのが皮膚がん財団(Skin Cancer Foundation)のサイトになります。このサイトの日焼け止めページはかな~り勉強になるんですな。
日焼け止めは皮膚がんリスク・肌の老化を防ぐのに有効…!
そもそも日焼け止めは太陽によるダメージを防ぐという効果がございまして、具体的には、以下の2つの効果があります。
- 皮膚がんリスクを防ぐ:SPF15の日焼け止めを毎日定期的に塗ると、 扁平上皮がんリスクが約40%低下、メラノーマ(悪性黒色腫)リスクが約50%低下すると研究で出ている。
- 肌の老化を防ぐ:シミやシワ、たるみなどの肌トラブルを防止できる。
これらを防ぐためにも日焼け止めは塗った方が良い…!ということです。
6ヶ月未満の乳児を除き、基本的に男性も女性も子供も塗った方が良い…!
次に塗った方が良い人って誰…?ってなりますが、- 日焼け止めは、基本的に男性も女性も子供も塗った方が良いぞ…!
- 但し、6ヶ月未満の乳児は塗らない方が良いぞ…!
って感じです。
乳児の肌はまだかな~~り敏感なんで日焼け止めを塗らずに服とかでガードした方が良いとのこと。ここさえ注意しておけば基本誰もが塗った方が良いそうです。
日焼け止めはどの成分を選ぶと良いの…?
上記を読むと、よっしゃ、日焼け止めを使うぜ…!って気分になるんですが、私みたいな興味がない人だと、じゃあ具体的にどのようなタイプの日焼け止めを使えばいいんや…!ってなるんですよね(笑)
そこで、次は日焼け止め選びのポイントを見てみましょう。
まず成分なんですが、これは大きく以下の2種類があります。
まず成分なんですが、これは大きく以下の2種類があります。
- 物理的(ミネラル)日焼け止め成分:皮膚に浸透する前に紫外線をシールドで防ぐ効果がある。具体的には、二酸化チタンや酸化亜鉛が入っている物。
- ケミカル日焼け止め成分:皮膚に紫外線が入り込み、肌にダメージを与える前に、紫外線をスポンジのように吸収する効果がある。具体的には、アボベンゾンやオクチサレートが入っている物。
どちらも安全面・効果面は実証済みなんで、基本はどちらを選んでもOKかと思います。但し、物理的日焼け止めはケミカル日焼け止め成分よりも皮膚への刺激が少ない可能性が高く、アレルギー体質の方は物理的日焼け止めが良さげです。まぁ、市販されている物は両方の成分が入っている物が多いんで、ここは特に気にし過ぎなくても良いかもと思いますが…。
日焼け止めはどのSPFを選ぶと良いの…?
次はSPFのお話です。SPFってのは、Sun Protection Factorの略で、要は日焼けを抑える効果の数値のこと。例えば、普通に日に当たると100分で焼けてしまう人がいたとします。その人が上記で挙げたSPF30ってのを使うと、100分×30(SPF30)=300分で日焼けするようになるって感じです。
つまり、SPFの後の数字は自分の日焼けする時間を○○倍遅くするよ~って数字です。
んで、まず大枠に関してなんですが、皮膚がん財団が安全面・効果面を踏まえ、最もよく使われる日焼け止めだと考えているのが、
んで、まず大枠に関してなんですが、皮膚がん財団が安全面・効果面を踏まえ、最もよく使われる日焼け止めだと考えているのが、
- SPF30以上の日焼け止めが良いぞ…!
とのこと。
但しSPF30は短時間だけ太陽に当たる場合の話でして、長時間ずーっと太陽光にさらされるなら話は変わってきます。
特に日差しの強い日や長時間の場合は、
ってことです。
- SPF50以上の日焼け止めが良いぞ…!
- 耐水性の日焼け止めが良いぞ…!
ってことです。
因みに皮膚がん財団の例によれば、
- SPF30:犬の散歩、通勤など、毎日、時々の外出におすすめ
- SPF50以上:長距離ランニング、ハイキング、水泳、アウトドアスポーツなど、長時間の屋外活動におすすめ
とのことでした。
まぁ個人的には、日焼け止めのラインナップを準備するのは金がかかるし、そもそもめんどいこと、日焼け止めを使いたくなるシーンは結局汗をかきやすいこと、その汗で日焼け止めが流れちゃうリスクがあること、更に私は汗っかきな事(泣)を踏まえると、SPF50の耐水性をオススメしたいですね。
まぁ個人的には、日焼け止めのラインナップを準備するのは金がかかるし、そもそもめんどいこと、日焼け止めを使いたくなるシーンは結局汗をかきやすいこと、その汗で日焼け止めが流れちゃうリスクがあること、更に私は汗っかきな事(泣)を踏まえると、SPF50の耐水性をオススメしたいですね。
日焼け止めを塗る頻度はどうなの…?
次は日焼け止めを塗る頻度なんですが、これは明確な答えが出ております。以下にポイントをまとめると、
- SPFに関係なく2時間おきに塗り直せ…!
- 水泳や汗をかきまくった時もすぐに日焼け止めを塗り直せ…!
って感じ。
特に2時間おきはぜひ意識しておきたいですねー。
UVAとUVBはどちらを気にした方が良いの…?
お次はUVAとUVBについてです。以前にも書いたんで引用しておくと、日光(紫外線)は、大きく2種類ありまして、
って感じです。
- 紫外線A波:UVAと言われるもの。肌の奥まで届く。ビタミンDを生成しない紫外線
- 紫外線B波:UVBと言われるもの。肌の浅いところにダメージを与える紫外線。炎症や色素沈着を引き起こしシミやそばかすの原因にもなる嫌な奴だがビタミンDを生成する紫外線でもある
って感じです。
上記からも分かる通り、UVBってのが日焼けの原因なんですが、実は皮膚がんはUVBよりもUVAによって起こりやすいんですよね。そのため、UVAもUVBも防げるものを買った方が良かったりします。因みに小麦色ぐらいの肌の方がUVAを防げるんで、ちょっとずつ肌を小麦色に近づけていくのはアリだったりします。
それとよく日焼け止めにPAってのが書いておりますが、あれはUVBと同時にUVAも防げるよーって意味になります。そしてPAのあとにつく+の数が多いほど効果が高いんですな。
そのため、PAに+がたくさん付いたものを買うのがよろしい感じです。
日焼け止めはいつ塗れば良いの…?
次は日焼け止めを塗るタイミングですねー。
ここは2つのポイントがありまして、
- 毎日塗るべし…!
- 外出の30分前に塗るべし…!
とのこと。
因みに曇りでも太陽の紫外線は最大80パーセントも地中に降り注ぐそうな。なんで、曇りでも日焼け止めは塗った方が良さそうです。
んで、結局どの商品を買えば良いの…?
上記を参考に日焼け止めを購入していただけたらと思いますが、具体的な商品名が知りたい…!って方もおられましょう。
ここで皮膚がん財団がオススメしているのは、
ってこと。
上記のリンクから行けるんですよね(但し英語)
んで、実際私もやってみたんですが、結構いろんな商品がありまして、そしてほとんどが海外製品なんですよ…。しかも最終的に出てきたのが資生堂のヤバい値段する奴(笑)
リンク
こんなん毎日塗ってたらいくら金があっても足りん…!となるわけですな。
一応皮膚がん財団は、オススメシールがあるものがいいよーって書いてもいるんですが、これまたその辺ではなかなか見かけない感じ…。
んで、結局コスパとかも考えた結果、現在は「ビオレUV アクアリッチ ウォータリエッセンス SPF50+/PA++++」ってのがいいかな~となっております。
リンク
繰り返しになりますが、上記の条件にマッチしていればメーカーは基本何でも良いんで、後は皆さんの好みで選ばれるのがよろしいかと。
日焼け止めの安全度はあやしいけど塗らないよりはマシ…!
2012年のミズーリ工科大学の研究によると、真夏に屋外で過ごすとき、皮膚ガンから体を守るため、たくさんの日焼け止めを塗るけどアレって安全なのか…?を調べてみたそうです。実験は日焼け止めに良く使われる酸化亜鉛を用いたそうで、酸化亜鉛のナノ粒子を含む溶液に浸したヒトの肺細胞に様々な種類の光を当てたり時間ごとの反応を見てみたりしたらしい。最後にコントロールグループと比較して違いを比べてみたそうな。
結果、そこでまず分かったことが
- 日焼け止めはそれほど安全じゃないかもしれない…!
ということだったらしい。
なんでも酸化亜鉛は日光(UV=紫外線)に当たるとフリーラジカルを生成する可能性があり、フリーラジカルは細胞を殺す可能性があるんだとか。
また、UVA(紫外線A波:肌の奥まで届く)を3時間浴び続けると、酸化亜鉛で肺細胞の半分が死んだらしい。更に12時間浴び続けた場合は、90%の細胞が死んだそうな。
う~ん。怖いですね~。
但し、研究者曰く、上記の結果はあるが、私はまだ皆さんに日焼け止めを塗るようアドバイスするだろう。なぜなら、日焼け止めを塗らずに全く肌を保護しないよりはマシだからだ、としています。
とりあえず塗らないよりは塗った方が良いけど、やっぱ時間が経つと段々とデメリットが多くなりそうですねー。
日焼け止めは紫外線によるダメージを防げるみたいだけど、悪性腫瘍には効果がないかも…。
1994年のテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの動物実験によると、一般的な日焼け止めが、紫外線をどの程度保護するのかマウスを使って調べてみたそうです。
具体的には、マウスの耳と尾に日焼け止めを塗り、UVB(紫外線B波:肌の浅いところにダメージを与える紫外線。炎症や色素沈着を引き起こしシミやそばかすの原因にもなる)と当てたそうな。
これを週2回、3週間行って、耳の腫れや炎症具合を測定したらしい。
結果、
- 実験で使った3つの日焼け止めの全てで、紫外線によるダメージを保護していた…!
- しかし日焼け止めは、紫外線によって誘発される悪性腫瘍の発生率の増加を防ぐことはできなかった…。
- 日焼け止めは、腫瘍の成長に影響を与えることはなかった…。
とのこと。
う~ん。やっぱ確かに紫外線によるダメージは防げるみたいだけど、悪性腫瘍には効果がなさそうですね。残念…。
日焼け止めを塗りまくってもヤバいかも…。
2011年のニューメキシコ大学の研究によると、日焼け止めは、日焼けを防ぐけど、ビタミンDの問題は大丈夫なのか…?を調べてみたそうです。
早速結果を見てみると、日焼け止めを塗りまくって日光を避けまくっていると、ビタミンDの生成が全然できず、様々なデメリットが出てくる可能性があったそうな。この辺は以前に紹介した通りですね。また、日焼け止めの製作会社は日焼け止めのデメリットばかりを強調し、積極的な使用を訴えまくってきたのも問題だよね~とも書かれております。
確かにちょっとでも浴びたらヤバい…!みたいな感じの物も見たことがありますな…。
個人的考察
上記を見ると、ついつい太陽には今度一切当たらんとなる方もいるかもしれません。んがしかしここが難しいところでして、詳しくは「日の出とともに起きて日光を浴びて過ごす大事さ「太陽光・一酸化窒素」入門」や「ビタミンDってこんなに大事なんだよ!って話」をご覧いただきたいのですが、太陽に当たらないのも皮膚がんの原因になったり、心疾患リスクが上がったり、脳機能が落ちたり、メンタルがやられたりと色々問題があるんですな。
そのため、しっかり日焼け止め(サンスクリーン)で対策をしつつ、適度に太陽光に当たる…!がベストと言えるかと思います。
因みに上記には書きませんでしたがSPF30のおすすめの日焼け止めは、
になります。
是非、日焼け止め(サンスクリーン)を買う際は参考にしてみてください。