当ブログではこれまでポジティブシンキング自信不安・緊張心配ネガティブなどなど、色々なメンタル状態の本来の使い方について触れてきました。詳しくは、弱みを強みに替えて使っていくリフレーミングという方法をご参照いただければと…。
しかし、今まで個々にフォーカスして紹介してきたため、結局ざっくり大枠として何を押さえておけばいいのか分からん…!みたいな方もいるかもしれません。
そこで今回は、ポジティブシンキング・自信に共通しているたった一つの大事な事と不安・緊張・心配・ネガティブに共通しているたった一つの大事な事として、ご紹介しておきます。



ポジティブシンキング・自信に共通しているたった一つの大事な事

まずはポジティブシンキング・自信に共通しているたった一つの大事な事から…。
それは、

  • 「根拠のある」ものでないと意味がない…どころか、逆効果だということ。

これは様々な研究から明らかになっていることで、ネガティブな人が無理矢理ポジティブに考えてもダメなんですよね…。
例えば、ポジティブシンキングは過去の記憶(実際に起こった楽しい事)に基づいて未来を判断すると良い、つまり、現実(根拠のあること)をベースにすると良いを言われております。一方で、過去の経験がない(根拠がない)のに無理矢理ポジティブに考えようとするのはダメみたいなんです。同様に根拠のない自信を持っていても別に意味はないみたいなんです。
そのため、少しずつで良いので、無駄にポジティブになろうとするとか根拠のない自信を持つのはやめて、今の自分の原寸大のポジティブと自信を持つだけで問題ないんだ…!と思うことをおすすめします。



不安・緊張・心配・ネガティブに共通しているたった一つの大事な事

次に不安・緊張・心配・ネガティブに共通しているたった一つの大事な事についてです。
こちらは、

  • 不安・緊張・心配・ネガティブなどのマイナスを「受け入れる」ことが大事

となります。いずれのマイナスな側面にも共通しているのが逃げずに「受け入れる」のが大事です。逃げても、かえって逆効果。これはシロクマのリバウンド効果からすでに立証された事実。
それより、嫌でも、プライドが傷ついても、逃げずに「受け入れる」ことで、初めて、マイナス側面のその本来のすばらしい力を発揮できるようになります。例えば、防衛的悲観主義(DP)と言われる戦略を使うことで、ネガティブタイプの能力発揮条件を知り、より上手く、ネガティブを使いこなすこともできるようになるかと思います。
どうせなら上手く使って自分の強みとして行く方がよろしいかと…。



個人的考察

「無駄に」ポジティブや「根拠のない」自信を避けるために「根拠のある」を、マイナス面については「受け入れて」上手く使いこなす道を選ぶことを私は非常におすすめ致します。
そういった意味で大枠として今回の内容を押さえておかれるとよろしいかと…。
ご参考になれば幸いです。