ポケモンGO(位置情報ゲーム)の研究を見てみよう!その29「コスタリカでポケモンGOについて調べようとしたけど」
コスタリカでポケモンGOについて調べようとしたけどそもそもユーザーが少なかったという悲しい結果のお話
2018年のコスタリカ大学の研究によると、ポケモンGOを利用した身体活動について大人はどう思っているのか調べてみたそうです。ちょっと今までにない視点の研究で面白そうですな。
この研究は、コスタリカに住む18歳以上の成人を対象に行ったもので参加者は1,059人というもの。実験は対面での聞き取り調査だったそうで、年齢やテレビゲーム(ビデオゲーム)をしたことがあるか、どう思っているかなんかを聞いてみたらしい。
ではまず、ゲームをしたことがある人の割合を見ていきましょうか。
- 85.2%(866人)の方が、テレビゲームをしたことがあると答えていた。
- 18~29歳の若者のうち、96.3%の方がテレビゲームをしたことがあると答えていた。
- 大学に行った事がある人のうち、94.8%の方がテレビゲームをしたことがあると答えていた。
やっぱ大多数の方はゲームをしたことがあるみたいですねー。特に若者や大学に行ったことがある方が多いと。これは日本もそうなんじゃないですかね。
続いてゲームの肯定的な意見と否定的な意見を見てみましょう。
【肯定的な意見】
- 刺激を与えてくれる:59.6%
- リラックスできる:55.2%
- 家族のコミュニケーションツールになる:49.4%
【否定的な意見】
- 中毒性がある:89.6%
- 暴力的になる:75.5%
- 不健康になる:51.3%
昔からよく言われるゲームのメリット・デメリットが改めて確認できたって感じですな。
それとゲームをする人のイメージについては、
- 28.4%の人が責任感のない人がゲームをプレイしがちだと思っていた
とのこと。
これまたゲームに対するよく分からん偏見イメージですねー。まぁ、しょうがないのかもしれんですが…。因みにこのイメージは年齢や性別、学歴なんかによって違ったみたいです。
では本題のポケモンGOについて見ていきましょう。
- ポケモンGOをプレイしていたのは、知っている又は聞いたことがあると答えた人の3.9%だった…!
- ポケモンGOプレイヤーは週に6.7時間ゲームを行っていた…!
- 1週間のうち、平均24.7km歩いていた…!
- 1週間のうち、その他の交通手段で平均70.4km移動していた…!
そもそもコスタリカでは、ポケモンGOをプレイしている人は少なかったみたいですね。
この結果について研究者曰く、
- 調査した年齢層には、ポケモンGOが興味を持たれていなかった可能性を示している
としています。
そもそもポケモンGOを行っている人がレアだったんで、ポケモンGOを利用した身体活動についてどう思っているか調査するのが難しかったみたいですな。残念。
個人的考察
…ってことで、この研究は、ゲーム全般の肯定意見と否定意見を調査した感じになってしまったみたいです。但し、否定派の「不健康になる」にポケモンGOは刺さるゲームなんで、この辺の考えがどうなのか気になりますな。