「認知行動療法の共通基盤マニュアル」のポイントを抑えよう!その14「問題解決(問題解決技法・問題解決療法・問題解決技能)」
具体的には認知行動療法マップ(CBTマップ)の「認知行動療法の共通基盤マニュアル」を私なりにまとめたものです。
問題解決(問題解決技法・問題解決療法・問題解決技能)
問題解決(問題解決技法・問題解決療法・問題解決技能)とは、日常生活上の問題に対処するための効果的な手段を特定し、実行するスキルのことを言う。そこには、問題を分析し、対処するための解決策を列挙し、その解決策を評価し、計画を練り、実行する一連のプロセスが含まれる。問題解決のスキルは、以前は圧倒され手に負えないと感じていた問題を、本人がよりコントロールできるようになるために役立つ。うつ病、不安、怒りや攻撃性、ストレス管理、身体疾患を含めた病気への対処、依存症、人間関係や家族の問題など、幅広い問題に使用できる。また自分自身で問題解決技法を使えるようにしていくのが望ましい。問題解決のステップ
問題解決のステップの以下となる。- 問題の明確化:困っている問題、抱えている問題を書き出す。
- 取り組む問題の設定:結果をどうしたいのかを考えて課題を設定する。
- 解決策の案出:ブレインストーミングを行う。
- 解決策の検討:解決策の長所と短所を書き出す。
- 解決策の決定:解決策の一つを選ぶ。
- 行動計画の立案:できるだけ具体的なプランにする。うまくいかないときの対処法も考えておく。
- 実施:どの程度できそうかを尋ねる。ロールプレイや、頭の中でのリハーサル(認知リハーサル)を用いて計画の予行演習を行うことも効果的。
- 解決策の評価:実行してみて発見した点、改善した方が良い点はなかったか確認する。
- 解決策について自由にアイデアを出す:ブレインストーミングを行う。
ブレインストーミングのコツは下記となる。
- 数の法則:できるだけたくさんの案を出す。
- 判断遅延の法則:出てきた案に対して、良いか悪いかの判断はその場では行わない。
- 戦略と戦術:大きな方向性(戦略)と、具体的な方法(戦術)を区別して考える。
- 組み合わせの法則:出てきた複数の案を組み合わせる。
計画を立てるときはSMARTを使うと良い。
- Specific:具体的であること。
- Measurable:測定可能であること。
- Achievable:達成できる(扱える)こと。
- Relevant:意味がある。
- Timed:期限が設定されている。
問題解決は通常、専用のシートを用いて使う。
シートの名前は、
- 問題解決シート
- 問題を解決するワークシート
- 問題解決ワークシート
- 問題解決技法シート
- 問題解決療法シート
- 問題解決技能シート
- 問題解決技能トレーニングシート
- 問題解決技能訓練シート
- 問題状況分析シート
などさまざまな呼び方で呼ばれている。
シートのイメージと記載例は下記となる。
問題解決ワークシートを書いてきたときは、まず書いてきたこと自体を褒める。
また、内容を確認、評価する際は、利用者を責める姿勢にならないよう注意する。
役立った点を共有して、学びに活かしたり、今後、さらに実行すると良いことについて話したりすると良い。
個人的考察
以上「問題解決(問題解決技法・問題解決療法・問題解決技能)」でした。
次回は「段階的課題設定」をご紹介します…!


