当ブログは「障がい者支援について考えるブログ」となっておりますが、各障がい種別ごとの基本について触れていなかったなーと今さら気づきまして(笑)
というのもこの辺については、もう皆さん耳タコだったり、都度ググったりAIに聞いたりしてご存知だと思うんですよ。また個人的に障がいや診断名だけにとらわれず、個人を見て、個人に合った支援をしていくのが大事なのかな~という思いもあり、書いておりませんでした。一方で、障がい種別ごとに支援のコツがあるのもまた事実でして、それを基礎基本にしつつ、個人に合わせて支援を模索していくのも大事だったりします。
あと、当事業所はありがたいことに長く働いているスタッフの方がほとんどの為、社内研修を、より細かい、実践的な物にシフトして行ったんで、この辺をやることがなくなってしまったんですな。ただ最近新人さんが入ってくれまして、この辺を書いておくのも良いかな~と思ったんですよ。
ということで前置きは長くなりましたが、今回から「障がい種別ごとに基本を抑えよう!」と題して、この辺を記事(ブログ限定の社内研修)にしていきます。
因みに障がい種別ってのは、身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がい、高次脳機能障がい、難病みたいなジャンルのことでして、更にこのシリーズの記事では、ざっくり診断名によっても分けて行こうかと。
それでは早速「身体障がい:全般」編をどうぞ~。



身体障がい(身体障害)ってなに…?

身体障がいってのは身体に障がいがあることを言いまして、身体障害者福祉法の第四条によると、

  • 「身体障害者」とは、別表に掲げる身体上の障害がある十八歳以上の者であつて、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう。

となっているんですな。因みに別表はここをクリック又はタップで見られます
法律独特の感じがあって分かりづらいですね~(笑)
ということでもうちょいマイルドに意訳してみると、

  • 身体障がい者とは、18歳以上の身体上の障がいのある方で、身体障害者手帳を持っている方の事を言うよ…!

って感じ。
んで、身体上の障がいってのは、

  • 視覚障がい:視力や視野に障がいがある
  • 聴覚障がい:聞こえや体のバランス感覚、音声や言語に障がいがある
  • 肢体不自由:上肢や下肢、体幹に運動障がいがある
  • 内部障害:呼吸器系や心臓、腎臓、腸なんかの機能障がいやHIVによる免疫障がいがある

などですね。
こう見ると、身体障がいや身体障がい者と言っても、実に多様な診断を受けている方がおりますな。



身体障害者手帳ってなに…?

身体障害者福祉法の第十五条を見てみると、

  • 身体に障害のある者は、都道府県知事の定める医師の診断書を添えて、その居住地(居住地を有しないときは、その現在地)の都道府県知事に身体障害者手帳の交付を申請することができる。ただし、本人が十五歳に満たないときは、その保護者(親権を行う者及び後見人をいう。ただし、児童福祉法第二十七条第一項第三号又は第二十七条の二の規定により里親に委託され、又は児童福祉施設に入所した児童については、当該里親又は児童福祉施設の長とする。以下同じ。)が代わつて申請するものとする。

と定めております。
…と言っても良く分からんので、こちらもざっくり意訳すると、

  • 身体障がいのある方が、都道府県知事に申請することによって交付されるものが身体障害者手帳…!

って感じ。
因みに都道府県知事以外にも指定都市市長や中核市市長が交付する場合もございます。
また以前に書いた通りですが、身体障害者手帳は原則更新なしでして、等級は1級(重度)~6級(軽度)までございます(身体障害者福祉法施行規則別表第5号身体障害者障害程度等級表
そして身体障害者手帳の交付対象となる身体障がいは、

  • 視覚障害
  • 聴覚障害又は平衡機能障害
  • 音声機能、言語機能又は咀嚼機能障害
  • 肢体不自由(上肢不自由、下肢不自由、体幹機能障害、乳幼児期以前の非進行性の脳病変による運動機能障害)
  • 心臓機能障害
  • 腎臓機能障害
  • 呼吸器機能障害
  • 膀胱又は直腸機能障害
  • 小腸機能障害
  • HIVによる免疫機能障害
  • 肝臓機能障害

って感じ。
まぁ、障がいとつくものに共通しておりますが、回復する見込みが極めて低いことがポイントですね。



身体障がいの方への支援のポイントと配慮事項

上記の通り、一口に身体障がいと言っても多岐にわたります。
そのため支援のポイントや配慮事項も多岐にわたるんですが、ざっくり以下のところを抑えておくとよろしいのではないしょうか…?

  • 補助具、支援機器、治具、デジタルデバイス、アプリなどを活用する。
  • 体力を維持するための環境整備をする。
  • 健康を維持するための環境整備をする。
  • 就労時間や休憩時間、仕事内容を調整する。
  • 服薬や通院について把握しておく。



個人的考察

因みに身体障がいの場合、特に後天的な場合は二次障害も視野に入れて支援を行うと良い場合もあります。例えば、交通事故で身体障がいになった方が実は高次脳機能障がいを併せ持つってパターンや身体障がいによるショックから精神障がいを発症しているケースみたいな感じですな。



参考文献