今回は時代を動かした宗教家・政治家・革命家が使用した大衆を動かす3つの法則をご紹介します。



大衆を動かす3つの法則

時代を動かした宗教家、政治家や革命家が使用した大衆を動かす法則があるそうで、それは以下の3つということです。


1.社会的証明の原理の利用

一つ目は社会的証明の原理の利用です。
以前にAmazonのレビューが★4と★1の商品があったら★4を買うよね~と書きましたが、あれと似ていて例えばAmazonのレビューが2個と300個だったら300個のレビューを信用しますよね。これが社会的証明の原理です。要は皆が指示しているものを知ると他の人も支持したくなる、つられる原理のことを言います。これを利用するという形です。なるべく1対1に持ちこまないで多数で少数を迎えるのがよろしいということですね。多数決の場合も有利ですしね~。


2.仮想敵を叩く

二つ目は仮想敵を叩くです。
分かりやすいのはヒトラーのユダヤ人迫害、フランス革命みたいなパターンです。他に庶民派を訴えたウルグアイの大統領ホセ・ムヒカさんの件、スティーブ・ジョブズなんかはIBMを仮想敵として叩いたりしました。要は共通の敵がいると一致団結しやすいってことですね~。ここは三つ目と一緒に考えるともっとわかりやすいかと思います。


3.大義名分

三つ目が大義名分です。
ただ皆が支持している集団で他人を叩いているだけだとヤバい人達になりますがこの大義名分が混ざると一転します。
例えば、汚職にまみれた政治家を市民が叩くと言った形です。これは叩くこと自体はよくなくても大義名分があるからむしろ良い事だ…!ってなりますよね。
つまり、

  • 弱者が強者を叩く
  • 個人が組織を叩く
  • 金持ちを叩く
  • 継続的に行っている悪い事を叩く

って感じです。
皆の為に戦うヒーローみたいな感じですかね。要は大義名分があり利己的ではなく、利他的に戦うリーダーみたいな感じが人を動かすみたいです。

更に自分の辛さ弱さをアピールして共感を手に入れ、なぜ今自分がこういうことをするのか(叩くのか)という大義名分に至った経緯をアピールするとよりいいそうな。まぁ、人となりがみえないと信用できないですからね~。叩かなきゃいけなくなったのも分かるって納得(共感)を得るのは大事ですよね。「自分を馬鹿にするのはいいけど自分を信じた人たちを馬鹿にするのは許せない…!」みたいな感じだと共感と大義名分が成り立つのかと思います。



まとめると…。

まとめると、全ての弱さを認める強さを持ったヒーローがたくさんの弱者を集めて少数の強者や理不尽と戦う(叩く)って形になると大衆は動くみたいです。因みに逆、つまり強者が弱者を叩くのはできないため、相手は同じ戦法が使えないってのも特徴ですね~。



個人的考察

大衆というと大げさかもしれませんが、障がい福祉では難しいケースの場合、他機関などと合同で会議なんかをすることがあると思います。
その時に全員の意見が事前に一致していれば問題ないのですが、時には逆風で臨まなければいけないパターンもあるかと思います。
そういった際にトークスキル謝罪のスキルなんかを上手く使うと共感や大義名分が得られ、更に何人かが支持してくれると他の人も支持してくれるようになるといった今回紹介したような流れになってくるんですよね~。
かなり難しい部分も多いですが一応以前に使用したことがあったので今回紹介してみました。