前回の続きみたいな話になるのですが、皆さんの周りにこんな方はいませんかね…?

「自分は批判などのストレスに弱いのになぜか他人を批判してしまう人」

今回はこういった方の心理状態と対策についてご紹介したいと思います。



原因は自己の過大評価と他人への過小評価という悲しい事実…。

2016年のボーリング・グリーン州立大学の研究によると「自分は批判などのストレスに弱いのになぜか他人を批判してしまう人」の心理状態は自分は他人よりも優れていると考えているかららしい…。さらに、他人は自分を賞賛すべきだと考えている人も多かったんだそうな。

これだけでも残念なのに追い打ちなのが、こういった方は努力をしないのに「自分はもっと周りから褒められるべきである。褒めない奴らはみんな敵だ…!」というような思考回路が働いてしまうそうです。う~ん。なんというか…。悲しい…。

まとめると根拠のない自己の過大評価と他人への過小評価が原因ということになりますね。



対策はあるのか…?

じゃあ、このような場合どうすればいいのかということですが、対策としては、


を意識するのが重要なんだとか。これはわかりますよね~。

セルフコンパッションはあるがままを受け入れることですから自分は弱い事、他人を批判してしまっている自分を見つめること、自分は他人を批判できるほど立派ではないこと、褒められるかどうかは問題でない事、そもそもそこまで努力したと言えるのか見つめること、自分は他人をしっかり褒めているのかなど、実寸大の自分と向き合うのが大事ですよね。

感謝の心も超納得できる話です。感謝の心を持てば、他人に対して批判の前にありがたさを感じられるので思考方法から変わりますからね~。

謙虚も重要なのは言わずもがな。謙虚さがあれば批判や褒められるなんてことを考えもしないですからね~。自分の努力についてもまだまだ努力が必要なことを自分自身で意識しますし…。



個人的考察

プライドが高い人、他人の悪口ばかりの人、精神の人など、こういった方を見かけたことがある支援者は多いのではないでしょうか…?
なかなかこういった方の意識を変えるのは難しいですが、自分で少しずつ気付けるように伝えていき、いつか気付いたらいいな~という感じで気長に支援していくのがよろしいかと思います。

また、自分がこうならないようセルフチェックとして使っているのが「人に言う前にまず自分」を意識します。人に言う前にまず自分ができないと偉そうなことなんて言えないぞ…!と意識を持つことによって自分を見直すことができます。大体こう考えると自分もできていないことが多かったり、努力が足りないことが分かるので伝える時も批判などせず、言い方を考えた指摘に変わるんですよね~。これオススメです。