暑けりゃイライラすることもありますし、寒けりゃ布団から出たくないし…。
そもそもベストな温度って何度なんですかね…?
ということで今回はベストな気温・温度って何度なの…?って雑学でも。



温度が安定していないと認知機能が落ちる…!

2018年のハーバード大学の研究によると学生44人を対象に室内温度と認知機能の関係を調べたんだそうな。因みに学生の平均年齢は20歳ぐらいだったとのこと。
んで、結果は、

  • 室内温度が安定していないと認知能力は13%も落ちる…!

ってことだったらしい…。13%は大きいですね~。つまり、脳は気温や温度の変化に弱い…!ってことになりますね~。脳にとって一定の温度がベストなんだと…。



職場のベストな温度と注意点

では、一定の温度は何度が良いのか…?って話ですが、そこで参考になるのが、2004年のコーネル大学の研究。この研究によれば仕事場の設定温度を20度から25度に上げてみたそうで、結果、

  • タイピングエラーが40%も減った…!
  • 最終的なアウトプットの量が150%も増えた…!

ってことで、どうやら、仕事場の設定温度のベストは25度…!ということになるみたいです。因みに研究者曰く、15%も生産性がアップするんだとか。

但し、注意点があって、人間はずっと同じ温度だと飽きるそうなんですよ。そのため、仕事場と休憩場で温度を変えたりしておくと良いそうな。休憩時間に外に出るとか良さそうですよね。



職場のベストな温度と幸福度を感じる温度は違うらしい…。

幸福については2011年の大阪大学の研究が参考になります。この研究によれば、幸福度を最も感じるのは13.9度…!ということです。結構寒いと人間は幸福度が高まるんですね~。意外。



室内温度は何度に設定して寝ると良いのか…?

2014年のアメリカ国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所の研究によると、睡眠時の室内温度によって、褐色脂肪細胞、エネルギーバランス、代謝に違いが出るのかを調べたそうです。実験期間は4ヶ月で、前向きのクロスオーバー試験で行ったとのこと。
参加者は、健康な男性5名で、温度管理がされた研究室で寝てもらったそうです。また、その時、室内の温度を以下のようにしたそうです。

  • 1ヶ月目:24度
  • 2ヶ月目:19度
  • 3ヶ月目:24度
  • 4ヶ月目:27度

結果、19度で寝た場合、

  • 季節と関係なく、褐色脂肪細胞の量が増え、活動も活発化した…!
  • 食後のインスリン感受性もアップした…!(糖尿病の予防効果があった)

そうです。
因みに褐色脂肪細胞は約2倍に増えたというから驚きです。やっぱ寒さは良いんですねー。
但し、注意点もあって、室温の温度を元に戻すと、すぐに褐色脂肪細胞も元に戻ってしまったそうな。また、温かい部屋で寝ると、逆に褐色脂肪細胞が減ってしまったそうなんで、年中室内温度の設定を19度にして眠るのが良いみたいです。
確かに少し肌寒いくらいの方が寝られる気がしますね。そういえばつま先をちょっと出して寝ると良いって話もこれに通ずるのではないかな~とも思いました。



個人的考察

まとめると、

  • 頭を使う作業の際の室内温度は一定にすべし…!
  • 職場の温度は25度にすべし…!但し、休憩場所の温度は変えておくべし…!
  • 幸福感を味わいたいときは13.9度にすべし…!
  • 寝るときは19度にすべし…!

ってことになるんでしょうかね…。