睡眠の質の向上について以前からちょこちょこ書いておりますが、難しいのが寝具。
実は科学的に睡眠の質が向上されると証明されている寝具はなかなかなく、寝具って結構難しいみたい。例えば、マットはどんな高級な物でも床で寝ているのと睡眠の質が変わらなかったという衝撃の結果があったり、マクラもかなり謎な部分が多い様子。プラシーボではなく本当に睡眠の質の向上に効く物が欲しいですよね~。
そこで、今回はほとんど謎で効果不明なジャンル「寝具」だけど、数少ない科学的に証明されている睡眠の質が向上する寝具「ウェイトブランケット」についてご紹介します。



ウェイトブランケットってなに…?

ウェイトブランケットとは文字通り、重めのブランケットのこと重いブランケットをかけて寝ると睡眠の質が向上するという研究結果がいくつか出ているんですよね~。因みにウェイトブランケットの重さの目安は、体重(kg)×10%の重さ(kg)ぐらいが良いらしい。例えば、

  • 体重50kgぐらいの人は5kgのウェイトブランケット
  • 体重60kgぐらいの人は6kgのウェイトブランケット
  • 体重70kgぐらいの人は7kgのウェイトブランケット

を使うと睡眠の質が上がるみたいです。まぁ、あまり細かく重さは気にせず、体重45〜70kgの人の場合は7kgぐらいのウェイトブランケットを使うのが推奨されているんでざっくりこの当たりを押さえておけばよろしいかと思います。

因みになぜウェイトブランケットが睡眠の質の向上に役立つのかというと、2008年の研究1992年の研究によれば、全身にほどよい圧力をかけることによって、マッサージのような効果が得られ、リラックスできるからということ。なるほどね~。

更に、包み込まれている感が安心感を増幅させるそうで、特に不安やストレスで眠れない方には効果が高いそうです。



ウェイトブランケットの効果

では次にいくつかの研究からウェイトブランケットの効果をみていきたいと思います。


①2006年のマサチューセッツ大学の研究

2006年のマサチューセッツ大学の研究によると、男女32人がウェイトブランケットを試した結果、68%の人が睡眠時の不安感が減少したそうな。更に皮膚電位の結果も改善していたそうです。


②2014年のキングス・カレッジ・ロンドンの研究

2014年のキングス・カレッジ・ロンドンの研究によると、自閉症スペクトラム障がい児童73人に2週間ほどウェイトブランケットを試してもらったそうな。結果は、睡眠時間は延びなかったが入眠時間が短縮され夜に目覚めること(覚醒)も減ったということ。


③2015年のリンショーピング大学の研究

2015年のリンショーピング大学の研究によると、男女31人に4週間、ウェイトブランケットを試してもらったということ。結果は睡眠時の無呼吸が改善され、主観的にも良く眠れたと思えたそうです。


結構良い結果が出ていますよね~。
気になりますね~。
ということで…。



個人的考察

別に睡眠に困ってはいないんですが、更なる睡眠の質の向上を求め、せっかくなんでセルフ実験をしてみました(笑)
今回私が購入したのは下記の6000円ほどのウェイトブランケット。






Amazonさんでポチりました。値段も手ごろで良い感じ。
購入後、自宅に届いたのが令和2年6月24日。つまり、約1ヶ月半ほど使用しております。
では気になる効果がですが一言でいうと、かなり良い感じです…!

元々重いかけ布団が好きでウェイトブランケットを知るずっと前から使って寝ていたんですが(家族からは重くないのか。寝るのが大変そうとかさんざん言われていた(笑))唯一の難点はかけ布団なんで、夏は暑くて寝づらかったんですよね~。その点、ウェイトブランケットは薄いんで(厚さは大体1cmくらい)、夏も快適です…!

重さに関しては、重い物をかけて寝るのに慣れていたので、私は違和感はありませんでした。
一番驚いたのは入眠スピードの早さ。以前から全く困ったことはなかったのですが、ウェイトブランケットを使用してから入眠時間が更に加速し、現在布団に入って5分以内に寝てしまうという驚異のスピードがアベレージになっております。早いときは1分もたたずに寝ているみたい…。恐るべしウェイトブランケット…。

因みに今回122×183cm、6.8kgのウェイトブランケットを購入したんですが、身長175cm、体重60kgの私は、長さ重さともに問題ありませんでした。ご購入を考えている方がおられましたら参考にしてください。

プラシーボ効果が働いているとはいえ、この結果には大満足。今後も使用していこうと思います。
睡眠にお困りの方はご購入の検討をしてみてはいかがでしょうか…?



参考文献