なぜ失敗にくよくよ悩むのか?
そんなことを思ったことがあるのは私だけではないはず…。
その理由を今回書いておこうと思います。
なぜ失敗にくよくよ悩むのか…?
2014年のジョンズ・ホプキンズ大学の研究によると、脳には失敗を溜め込む場所が存在するらしい。つまり、失敗にくよくよするのは人間に備わったデフォルトの機能みたい。そんな~…。っと嘆くのは早計で、では、なぜそんな機能が人間にデフォルトで備わっているかというと、人間は失敗することによって学び、成長し、成功するからということ。なんか俄然やる気になる表現ですよね…!
例えば、原始人だったころはググることなどできませんので(当たり前)、なんだか分からない物も食べて確認するしかなかったんですよね。結果、おいしい…!食べられる…!って時もあれば、腹痛になったり、最悪死んでしまったりしたわけです。では、腹痛や仲間が死んでしまった教訓を簡単に忘れてしまったらどうでしょう…?また、同じ失敗を繰り返してしまいますよね。そこで、人間の脳に失敗を溜め込む機能が備わり、あれは食べてOKとかあれは食べたらダメ…!って感じに進化したみたいです。
しかし、原始時代のそういった失敗はいわゆる急性ストレスであります。そして、脳は急性ストレスに対応するよう進化しました。しかし、現代に多いストレスは慢性ストレス。そして、脳の進化は慢性ストレスまでは想定されていなかったんです。
そのため、現代急速に増えたこの新しいストレスに対して脳が追い付いていないのが現状なんですよね。つまり脳は対策ができていない感じです。
まとめると、当時必要だったため進化によって獲得した機能が現代では裏目に出てしまい、失敗にくよくよ悩んでしまうようなデメリットが起きてしまったという感じです。う~ん。悲しい…。
個人的考察
失敗にくよくよ悩んでしまったとしてもそれは脳機能としてデフォルト、普通ってのが分かっていれば少しは切り替えやすいかと思います。
他の対策としては、くよくよしたら脳を使う、失敗を恐れない方法を使う、レジリエンスを鍛えるのがよろしいかと思いますので、詳しく知りたい方は下記をご覧ください。