失敗を恐れないようになるにはどうしたらいいのか?
と、こんな感じで聞くと当たり前に失敗したくないと言います。私もそうです。
そこで、今回は失敗を恐れないメンタルの作り方をご紹介したいと思います。
失敗は挑戦の証で挑戦しなければ結果は得られない…!
失敗を恐れないためにまず話しておきたいのがサラ・ブレイクリーさんと父親のお話。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、サラ・ブレイクリーさんはアメリカの人気下着ブランド「スパンクス」の創業者です。彼女の父親は彼女が子どものときに「今日はどんな失敗をした?」と聞いていたそうです。そして1週間失敗したことがないと父親はとてもがっかりしていたそうです。彼女が失敗したことを父親に話すと挑戦したことを褒めたということでした。そのため、彼女は失敗したことを積極的に父親に話すようになったということです。ブレイクリーさん曰く「失敗は挑戦の証で挑戦しなければ結果は得られない」ということで、自社でも自分の失敗を話して皆に挑戦することを忘れないようにしているみたいです。つまり、失敗を恐れるのではなく失敗したことから学んで人間は成長するということを忘れないで挑戦していくのが大事だということですね。
以下はその動画となっています。ご興味のある方はご覧ください。
根拠のない自信と根拠のある自信。どちらの状態で挑戦すべきか…?
失敗を恐れないメンタルを作るにはセルフ・エフィカシー(自己効力感)が重要になってきます。要は自信が大事ってことですね。ブレイクリーさんもそうですが、企業家精神を持つとよろしいのではないかと思います。そうはいっても、自信があるから挑戦できるのであって、自信がないから挑戦できないともいえ、挑戦できないから自信もつかず、挑戦するから自信もつく…。このあたりのパラドックスはかなり難しい問題ですよね。
根拠のない自信と根拠のある自信。どちらの状態で挑戦すべきなのか…?
ニワトリが先か卵が先かって話と似ていますが、こと自信に関しては根拠のない自信から行くと良いみたいです。どういうことかというと、根拠のない自信から上手くいくと根拠のある自信になるからです。そして逆は無いからです。
ブレイクリーさんも自信がなくても挑戦していくことで根拠のある自信がついていき、結果もついてきた形ですよね。
さらに、自己効力感(自信)は鍛えられる。失敗から繋がっていくと覚えておくといいかと思います。自信の鍛え方としては目に見えることがオススメで、例えば、筋トレなんかよろしいかと思います。見た目でかわれたとはっきりわかりますので他でも自信が付いてくるのではないでしょうか。
あと、毎日今日チャレンジしてどれくらい効力があったかを確認する作業をしてみるのもいいかもしれませんね。
コンパッションゴール
最後に自信をつける方法としてコンパッションゴールをご紹介しておきます。コンパッションゴールとは他人の為に頑張ることをいいます。2013年のワイル・コーネル・メディカル・カレッジのメタ分析や2017年のシアトルパシフィック大学の研究によると他人の為に頑張ると自信がつきうつ病にも良い効果があったそうです。
これは納得できる話で他人の為に頑張ると挑戦する意欲や自信がつきそうな感じですよね。また、誰かの為に頑張っているんだってなればうつ病にも効果がありそう。支援者に限らず、世の中の働いている方は皆誰かの為に頑張っていますし、家族のために働いているなんてのは分かりやすい例かもしれないですね~。
まぁ、支援者は誰かの為の「誰か」が目の前にいて分かりやすいのでこの効果は受けやすいかもしれませんね。
もし、障がい者の方で自信が持てない方がいたら家族など大事な人やその仕事が誰の役に立っているのかを明確化させてあげるとよろしいかもしれません。
個人的考察
最後に自信の注意点を書いておきます。自信はあり過ぎてもなさ過ぎても駄目です。何事も過ぎるは良くないってことですね。皆さんも失敗から学べることはたくさんありますので失敗を恐れないメンタルを作ってどんどん挑戦していきましょう…!
参考文献
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=tGVjDn33gLk&feature=emb_logohttps://www.researchgate.net/publication/228064767_Does_Low_Self-Esteem_Predict_Depression_and_Anxiety_A_Meta-Analysis_of_Longitudinal_Studies
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/jclp.22524?campaign=wolearlyview