皆さんはこんな人に会ったことがありませんか…?
対等な関係なのになぜか上から目線でお願いしてくる人…。
あれでYESという人がいれば奇跡という他はありません。当たり前ですがそんな言い方では交渉は上手くいきませんし、普通は対等(フェア)に持っていくか自分を下げますよね。
共感力が下がっているので上から目線になるのは当然として、そんな不思議な現象がなぜ起こるのか考えていきたいと思います。



上から目線でお願いしてくる人は仕事が出来ないのに上から目線の人と同じという悲しい事実…。

2014年のワシントン州立大学の研究によると仕事が出来ないのに上から目線の人と同じ現象が起きているらしいです。どういうことかというと、

  1. 自分の能力に対する不安(能力がない)がある
  2. 自覚していればいるほど上から目線になる
  3. 上から目線の人は簡単で手間のかからない仕事しか手を出さない
  4. 自信がない。不安で上から目線を保てるようにたくさん仕事をしているふりをする
  5. どうでもいいやらなくていいことに手を出す
  6. 失敗しない。自尊心も傷つかない
  7. しかし、失敗しないから成長しない
  8. 更に自信がなくなる
  9. 更に上から目線になる(2に戻る)

この負のループの果てにあー忙しい忙しいといって、自分は忙しいから有能だと錯覚してしまうみたいです。うあ~なりたくないな~。気をつけよう…。

自尊心の高さにこだわると、失敗が許せなくなり自信を保つための努力でメンタルがやられるみたいなんでこういった負のループは避けたいところですね。



個人的考察

因みに上記で紹介した論文では、対策として成長マインドセットを挙げています。成長マインドセットとは自分は成長できると信じる事を言います。まずは成長できると信じた上で、不安を受け入れ自信がつくよう対策し、失敗を恐れないメンタルを作っていくのがよろしいかと思います
精神障がいの方や発達障がいの方で、この当たりで悩んでいる方は参考していただけると幸いです。



参考文献