兎角ゲームは悪者にされがちだったり、脳トレだけは頭に良いから違うって話を聞いたりするので今回はゲームについて書こうかと思います。それと、ここでいうゲームはボードゲームではなく、プレステやスイッチ、スマホゲームなどの電子ゲームを指します。



3Dゲームで脳がデカくなる…!

2013年のシャリテ大学の研究によると、64のスーパーマリオで脳内が変化するのか調べてみたそうです。
この研究は参加者を以下の2グループに振り分けたというもの。

  1. 1日30分以上スーパーマリオ64をやってもらう。
  2. 特に何もしない。

実験期間は2ヶ月間でして、結果、スーパーマリオ64をした人たちは、


とのこと。
どうやら64のマリオのような3Dゲームを行うと脳内の灰白質が増えるみたい。3Dゲームが脳トレになるとは…!

因みにスーパーマリオ64は結構研究で使われるゲームの一つでして、2017年のモントリオール大学の研究なんかでも使われていたり。
こちらは上記の研究と似た感じでして、55~75歳の高齢者を対象にチェックしたと言うもの。実験期間は半年間でして、結果、

  • 海馬の灰白質が増えていた…!
  • 小脳も増えていた…!

とのこと。
つまり高齢者を対象にしても再現できたみたいで、3Dゲームの脳トレ効果は年齢に関係ないみたい。



リアルタイムストラテジーで柔軟な思考力が身に付く…!

2013年のロンドン大学の研究によると、リアルタイムストラテジーと認知的柔軟性の関係について調べてみたそうです。
リアルタイムストラテジーってのは、刻一刻とリアルタイムで時間が進行する中、指示を下し敵と戦っていくゲームジャンルのことを言います。
んでそのゲームの一つである「スタークラフト(StarCraft)」をやってもらったんだとか。
因みに対象グループは「シムズ2(Sims 2)」をやってもらったらしい。
実験期間中の総プレイ時間は40時間だったらしく、結果、

  • 認知的柔軟性がアップしていた…!

とのこと。
どうやらリアルタイムで判断するゲームは、都度、様々な可能性を考慮せにゃいかんので、自ずと柔軟な思考力が身に付くみたい。これもすごいですな…!


上記の研究3つを見てみると、3Dゲームやリアルタイムで判断力を求められるゲームは年齢に関わらず脳に良いぞ…!って話でした。
こう見ると、アクションゲームやFPS全般、モンハンみたいなゲームは良さそうですね~。



知覚学習能力がアップした…!

更に2014年のロチェスター大学などの研究では、日ごろからアクションゲームをプレイする人をそうでない人を集めて、3つの実験を行ったとのこと。
んで、早速結果を見てみると、

  • アクションゲームをする人は知覚学習能力が高かった…!
  • アクションゲームをしたことによって知覚学習能力がアップした…!

そうです。
アクションゲームは、リアルタイムで起こる予期せぬパターンにすぐ対処しなければならず、また、ゲームのストーリーや世界観などを組み立て理解していく必要があります。これがアクションゲームという仮想空間で模擬練習をしている感じとなって、現実の世界でも応用が効くようになるみたいです。
因みにやればやるほど良いってわけでないようで、知覚学習能力をアップするには週5時間プレイでOKとのことでした。
まぁ、何事も過ぎるは良くないですが、ゲームもそれは同じようです。また、ゲーム=良くないっていう一括りもまた単純化しすぎなような気も致します。



脳トレゲームはほぼ意味がない…。

続いて脳トレゲームについては、


など、たくさん調べられているんですが、結果は、脳トレゲームは効果がない、頭は良くならないそうです。

但し、2013年の研究ではワーキングメモリは向上する研究もあるそうなので全く意味なしではないかもしれません。とはいえ、メタ分析含め意味ないという研究が優勢なため、もし、脳トレ目的なら脳トレゲームはしない方がよろしいかと思います。



個人的考察

上記を見ると基本的にアクション系のPS(プレイヤースキル)が問われるゲームなんかやると良さそうですよね~。具体的にはFPSのCoDとか。
因みに私はゲームが好きだったことやゲームで培ったこと、例えば、効率化なんかは仕事でもかな~り役立っているのでゲームが好きでよかったな~なんて今でも思っていますし役立つものだと考えています。
特に好きだったモンハンなんて総プレイ時間は10,000時間は超えていて…あ、話が長くなるのでここまでにしておきます(笑)