先週の続きです。
今回は、2026年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)が発表した、35年間分の大学生データを基に完璧主義が増えているのかのメタ分析を見てみます。



35年間分の大学生データを基に完璧主義が増えているのかメタ分析を行ってみた…!

2026年のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)の研究によると、35年間分の大学生データを基に完璧主義が増えているのかメタ分析を行ってみたそうです。
そもそも今まで見てきた通り、大学生の完璧主義ってのが時代とともに増えつつあります。ただ最近の状況はあんま分かっていなかったんで、アップデートしてみることにしたんだとか。
この研究は、アメリカ、カナダ、イギリスの大学生82,939人を対象にしたもので、完璧主義がどの程度増えているのか調べてみたというもの。驚くべきはその期間の長さでして、35年間分ものデータからチェックしてみたんだとか。
さて結果がどうだったかといいますと、

  • 自己指向的完璧主義(自分自身に完璧を求める傾向)は直線的に増加していた…!
  • 社会規定的完璧主義(他人が自分に完璧を求める傾向)は、2000年代初頭から顕著に増加していた…!
  • 完璧主義的努力は直線的に増加していた…!
  • 完璧主義的懸念(ミスへの懸念、行動への疑念)は直線的に増加していた…!

とのこと。
完璧主義の種類に関わらず、増えまくっているみたいですね。中でも他人が自分に完璧を求めるって傾向は近年爆発的に増えているみたい…。
またこの研究では、GDP(国内総生産)や不平等さとの兼ね合いもチェックしておりまして、

  • 国内総生産の減少は完璧主義的努力の増加と関係があった…!
  • 不平等さの拡大は完璧主義的懸念の急激な増加と関係があった…!

とのこと。
GDPの減少によるプレッシャーなのか完璧主義的努力が増えているみたいですし、SNSの普及のせいなのか、不平等さが爆発的な完璧主義的懸念を増やしているみたいですね…。
因みに精神障がいとの兼ね合いについては、

  • 完璧主義と精神病理の相関関係は時間の経過とともに安定していた

とのこと。
特に増えてはいないけど、減ってもいないってことでしたが、関係あるのは間違いないってのは注意が必要ですね。



個人的考察

確かに失敗できない感覚は近年めっちゃ増えているように感じますよね~。



参考文献