21世紀に狩猟採集民並みの体力を手に入れる方法について調べたレビュー論文を見てみよう! その4
先週の続きです。
狩猟採集民の活動を現在の暮らしに置き換えて再現してみる…!
ここまでは、狩猟採集民の活動の振り返りと現在とのすれ違いについて見てきました。
ここからは、いよいよ、どうすれば21世紀に狩猟採集民になれるのか…?について見ていきます。
まずは、狩猟採集民の活動を現在の暮らしに置き換えて再現してみる方法をバーッと見ていきましょう。
- 狩猟採集民の活動(運動)→同等の活動に置き換えた現在の運動
- 丸太を運ぶ→買い物などで荷物を運ぶ。
- 狩猟採集で移動する→ランニング(クロスカントリー)
- 集落へ肉(20kg)を運ぶ→バックパックを背負って歩く。
- 幼い子供を抱っこする→幼い子供を抱っこする。
- 動物を狩る、忍び寄る→HIIT系を行う。
- 根菜類を掘り起こす→畑作業、園芸を行う。
- 儀式的な踊りを踊る→ダンス(エアロビクス)
- 岩石を運ぶ→積み上げる系のウェイトリフティング(例デッドリフトなど)
- 大型動物を解体する→斧で薪を割る。
- 野原や丘陵地帯を歩く→屋外の遊歩道や芝生などをウォーキングする。
- 植物を採取する→庭や花壇の雑草取りを行う。
- 住処を作る→大工仕事全般を行う。
- 暮らしに必要な道具を使う→家事をガンガン行う。
なるほど、こうみると、確かに強度が高い物ばっかじゃなく、普段からのちょこちょこした動きが如何に大事か、つまりNEATが大事かが分かりますねー。
狩猟採集民の活動(運動)から見える運動の特徴を見てみよう…!
最後に狩猟採集民の活動(運動)から見える運動の特徴を見てみましょう。- ウォーキングなどの軽~中強度の日常的な活動(運動)が大量に必要だった。移動距離は大きく変動したが、ほとんどの推定では、1日の平均移動距離は6~16kmの範囲だった。狩猟採集民の身体活動による1日のカロリー消費量は、通常800~1,200kcal以上で、これは現代アメリカ人成人の平均の約3~5倍に相当した。
- 狩猟採集民は、ガッツリ動いた一日が終わった次の日は、たいていのんびりした一日を過ごしていた。つまりHIIT系のような激しい運動やガッツリ走ったり歩いたりした日、ガッツリ運搬など(筋トレ)をした日の翌日はまったりリラックスして休みつつ、十分な睡眠の時間を確保し、完全回復を目指していた。
- 狩猟採集民は、芝生や土といった自然の路面の上を歩いたり走っていた。コンクリートやアスファルトの路面は、私たちの遺伝的特性とはほとんど無縁である。そのため再現するなら、なるべく自然の中を歩いたり走ったりすることが望ましい。
- HIIT系の運動は、週1~2回行うと良さそう。
- 筋トレや柔軟性を高める運動を定期的に行うことは、全身の健康と体力を最適化するために必要不可欠だと言える。そのため、筋トレなどは、最低でも週2~3回、1回あたり20~30分以上は行う必要がある。
- 狩猟採集民の運動のほぼ全ては、自然の中、屋外で行われていた。そのため、運動は自然の中、外で行うことが望ましい。
- 狩猟採集民の活動(運動)は、主に狩猟や採集であり、これらは少人数のグループで行われていた。一人またはグループで運動することで、継続力がアップし、気分が向上すると思われる。
- 狩猟採集民は、乳幼児や高齢者を除いて、全員必然的に、ほぼ生涯を通じて運動を行っていた。つまり、運動は一生やっていくと良い。
実に興味深く、勉強になりますね~。
個人的考察
まとめると、21世紀に狩猟採集民並みの体力を手に入れる方法とは、
って感じでしょうか。
実に基本の詰まった結論ですねー。
