【加筆内容】遊離テストステロン濃度に影響を与える要因についてメタ分析を行ってみた!
遊離テストステロン濃度に影響を与える要因についてメタ分析を行ってみた…!
2024年のルーヴェン・カトリック大学などの研究によると、遊離テストステロン濃度に影響を与える要因についてメタ分析を行ってみたそうです。
そもそもテストステロンは男性の生理機能にとって超重要な性ホルモン。一般的に言われる性機能や生殖機能から、体組成や気分に至るまで幅広い生命機能を調節しているんですな。そんなテストステロンですが、先行研究によると、加齢、肥満、糖尿病、喫煙、運動不足なんかで低下すると分かっているとのこと。
一方で、性ホルモン結合グロブリン(SHBG:性ホルモンと結合して運ぶ効果のあるタンパク質)濃度は加齢とともに増加します。ただし、BMIが高かったり、糖尿病があると低下するんだとか。
ここまでは分かっているものの、謎なのがこれらの要因と遊離テストステロンは関係あるの…?ってこと。そこで今回ガッツリ調べてみることにしたみたい。
まず研究者たちは、2019年7月までに発表された該当研究をMedline、Embaseで検索してみたそうな。併せて、灰色文献なんかもチェックしたらしい。次に見つかった研究を基準に従い精査、使えるものをピックアップしていったそうな。
最終的に見つかった研究は11件でして、この中で使えるデータを更に抽出したそうです。
ではサンプルの概要を見ておきましょう。
- 総サンプル数は、男性20,631名だった。
- 各研究における年齢の中央値は40~76歳だった。
- 各研究における遊離テストステロン濃度の中央値は174.3~422.8pmol/Lだった。
それでは気になる結果を見てみますかー。
- 17~99歳の男性では、遊離テストステロン濃度と年齢との間には、直線的な逆相関関係が見られた(年齢が1標準偏差増加するごとに-57.2pmol/L)
- 遊離テストステロン濃度が一番高いBMIは23.6kg/m2だった…!
- BMIが23.6kg/m2未満の男性では、23.6kg/m2に向かって遊離テストステロン濃度も増加していた…!
- BMIが23.6kg/m2を超える男性では、増えれば増えるほど遊離テストステロン濃度が減少していた(25.4~29.6kg/m2の範囲だと1標準偏差増加するごとに-24.7pmol/L)
- 若い男性、既婚・事実婚関係にある男性の遊離テストステロン濃度は低かった(-18.4pmol/L)
- 喫煙歴のある男性の遊離テストステロン濃度は低かった(-5.7pmol/L)
- 健康状態が悪い男性の遊離テストステロン濃度は低かった(-14.0pmol/L)
- 糖尿病の男性の遊離テストステロン濃度は低かった(-19.6pmol/L)
- 心血管疾患(CVD)の男性の遊離テストステロン濃度は低かった(-5.8pmol/L)
- がんの男性の遊離テストステロン濃度は低かった(-19.2pmol/L)
ちょっとまとめてみると、遊離テストステロン濃度ってのは、
- 加齢でダウン…!
- BMIのベストは23.6kg/m2…!これより低くても高くてもダウン…!特に高いのはヤバい…!
- 若い男性、既婚・事実婚関係でダウン…!
- タバコ歴でダウン…!
- 健康状態が悪いとダウン…!
- 糖尿病でダウン…!
- 心血管疾患(CVD)でダウン…!
- がんでダウン…!
って感じですかね。
それと個人的に印象深かったのが年齢とBMIのグラフ。
こんな感じで、なかなかえげつない下がり方をしているんですよ。
個人的考察
ぜひ押さえておきたいポイントですね~。

