前回「社内研修や自己学習の機会を広く提供できるように、また、誰でも見られるようにしていく」と書きましたが、今回は「で、具体的に誰に何を書くの?書きたいの?」って話を書きます!

…っていっても、タイトルですでにネタバレしていますが、もう一度書くと「障がい者支援で使える科学的根拠のあるスキル・テクニック」を書いていきたいと思っています。

まず「誰に」ですが、これは前回書いた通り、主に事業所内の研修や自己学習が目的なので、障がい者の就労支援をしている方をメインにしていきます。ただし、別に就労支援でなくても障がい者支援をしている方であればどなたでも結構使えるのではないかと思います。因みに障がい者支援をしている方というのは、支援員から相談員(相談支援専門員)、GH(グループホーム)の世話人さんから行政機関の職員などさまざまな方のことです。もちろん、障がい者である当事者やその家族、また、障がい者雇用をしている企業の方(人事・現場の方)にも使えると思います。

ぶっちゃけ、一般の会社で働いている人にも使えるテクニックはたくさんあると思います(笑)



次に「具体的に何を書きたいのか?」についてですが、まずは、私がこれまで福祉の研修を受けて思ったことを書きたいと思います。

福祉の研修には色々なものがあり、例えば、制度や虐待防止、障がい特性(障がいの特徴のこと)、スキルアップ研修、加算対象研修などがあります。
私も様々な研修を受けましたが(もういくつ受けたのかわかりませんが)、何年も受けていると同じ内容が多くなってきます。もちろん虐待防止など毎年同じ研修を受ける必要性が高いものはいいのですが、どうしても同じものばかりだと物足りなくなってくるのです。つまり、新しい知識・スキルの学びが減ってきてしまうのです。これは、特に、スキルアップ研修などでよく起こります。もっといい方法があるのになぜか古い知識・スキルなどが紹介されてしまうのです。

例えば、「PDCAサイクル」

PはPlan(プラン)で計画
DはDo(ドゥ)で実行
CはCheck(チェック)で検証・評価
Aは(Action)改善・再企画

とよく丸い図に矢印が書いてあって循環する図があると思います。
色々な研修にでてきますし、資料にも書いてあって、皆「知っている、当たり前、大事だ」と思っていると思います。

でも、これ、実はもっといい方法がハーバード大学ですでに発表されています。
でも知っている方には未だにあったことはありません。



他にもこんなことがありました。
例えば、研修などで「長くこの業界にいるベテランの支援員である私はこういったテクニックを使っている!」なんていうのがあります(一般のビジネスの研修などでもありますよね)

しかしこれ、実際役に立つのかはかなりあやしい、危ない部分があります。
もちろん、ベテランの方の意見は貴重ですし、学ぶことは多いのですが、経験則や個人のテクニックだとその人の今の地位や人柄、性格等、様々な部分が複雑に絡み合ってできることであって、自分が違うタイプだと、実際成果がなかなか出ないことがあります。ぶっちゃけ、その人以外はそのテクニック使えないこともあるんです。

そして、それをしっかり考えずに、そのままやってうまくいかずどうしようとなることもあります。実際私も過去、キャラクターの違う人のやり方を真似て(丸パクリして)やった経験がありますが全然うまくいかなかったことがありました(笑)


これらです。これらの部分を実際に新しい、誰でも一定の効果が期待できるテクニックを社内研修を通じて伝えたい、更に広めたいと思い、ブログに書こうと思ったのです。


一般の研修など受けてもでてこないような科学的根拠のあるスキルやテクニックを伝えてくれる、そんな研修がなかったので、独自に書籍や論文等で調べ集めた方法を障がい者支援を想定した具体例を用いてなるべく分かりやすく説明し、少しでも障がい者支援に役に立てばと思いました。
因みに研究者がサンプル(実験人数など)をたくさん集め、実験し有効な方法と実証したものをなるべく紹介するので、大多数の人に一定の効果が期待できると思います。



是非これから紹介していくスキルを使って支援に役立ててください!