CIAの機密解除文書から学ぶ「グッドコップとバッドコップ」
今回は皆さんも普段の支援で良く使っているであろう交渉術の基本「グッドコップとバッドコップ」について書きたいと思います。
CIAの機密解除文書から学ぶ面談での基本テクニック
障がい者支援では様々な面談をすることがあると思います。中には難しいケースも当然ありまして、その時、皆さんも良く使うであろうテクニックが「グッドコップとバッドコップ」です。因みにグッドコップとバッドコップは1983年のCIAの機密文書でも紹介されている超有名なテクニックなんです…!
これは二人一組で一人が怒り役、もう一人がなだめ役になって相手と話す事を言います。怒り役がストレートに意見を言って反感を買う役を行い、もう一人が諭すように話すことによって相手は諭し役(なだめ役)の話を聞いたり、意見を聞き入れやすくなったり、隠し事を打ち明けやすくなったりします。
因みにグッドコップとバッドコップは他にマットとジェフとか共同質問とか友人と敵とも言うことがあります。
グッドコップとバッドコップは本人だけでなく家族など色々な方と面談をする際に非常に使えます。更に、私は自分も含め、どの2人が一番相手に刺さるタイプかも考えて人選を選びます。例えば、個人的考察
- 年齢は上の方が良いのか、下の方が良いのか、同じぐらいが良いのか
- 性別は男性の方が良いのか、女性の方が良いのか
- キャラクターは明るい感じが良いのか、落ち着いた感じが良いのか
- 役職がある人の方が良いのか、ない人の方が良いのか
- 母親タイプが良いのか、父親タイプが良いのか
- 兄・姉タイプが良いのか、弟・妹タイプが良いのか
などなど…。こう考えると色々なタイプの支援者が事業所にはいた方がいいですよね~。うちの事業所もなるべく柔軟に対応できるよう色々なタイプのスタッフを用意するようにしています。更に合わせて性格別の説得術でご紹介した障がい別の有効っぽい説得術も合わせて使用するとなおよろしいかと思います。スキルはコンビネーションで使っていく方が効果が高いですからね~。どうぞ、ご参考にしてください。