11月も後半でいよいよ「冬季うつ」の方にとって辛い時季がやってまいりました。一説には、日照時間が減ることによってビタミンDが不足するのが原因じゃないか…?とも言われております。
んで、当事業所でもその影響を少なからず受けている方がいらっしゃいまして、中には辛すぎて長期療法や入院なんてこともあったり。なかなか難しい病気ですよね~。
そんな折、見つけましたのが、辛くてヤバい…って時に使うPCOPの資料なんですよー。これが結構良い感じだったので今回ご紹介しておきます。



PCOPってなに…?

PCOP(ピーコップ:Psychological Crisis Coping Plan)とは、心理的危機対応プランのこと。要は、辛くてヤバいときに何かを考えるのは難しいから、いざって時の為にあらかじめ自分なりの対応方法を決めたりまとめておこう…!って方法になります。

じゃあ、実際どうやればいいの…?ってことで非常に参考になるのが、NPO法人ストップいじめ!ナビさんが無料で配布している心理的危機対応プラン「PCOP」という冊子。
こちらは非常に素晴らしくて中身の分かりやすさや使いやすさもさることながら、一番は本人用、支援者用と資料が分かれていたり、印刷用・スマホ、タブレット用と分かれて作成してくださっているところ。これは支援者にとって非常にありがたいですよね~。

あと個人的にポイントが高かったのがエビデンスがあるところ。
2017年のオハイオ州立大学の研究①によると、PCOPを受けた現役の米兵は、そうでない米兵に比べ、6ヶ月間における自殺未遂が76%も減少したんだとか。
また、2017年のオハイオ州立大学の研究②によると、米軍のメンタルクリニックに通う米兵97名にPCOPを受けてもらったら、そうでない兵士に比べ、ネガティブな感情が減少、ポジティブな感情が増加したということ。
試す価値アリって感じがしますよね~。



個人的考察

ということで、辛い方にPCOPを使ってみるのをおすすめします。
もし、PCOPのデータが欲しい方は、NPO法人ストップいじめ!ナビさんが無料で配布している下記サイトからダウンロードするのがよろしいかと思います。こういう良い物がもっと広まるといいな~。




参考文献