自閉症スペクトラム障害と環境要因・バイオマーカーについてアンブレラレビューを行ってみた!
自閉症スペクトラム障害と環境要因・バイオマーカーについてアンブレラレビューを行ってみた…!
2019年の延世大学校の研究によると、自閉症スペクトラム障害と環境要因・バイオマーカーについてアンブレラレビューを行ってみたそうです。
そもそも先行研究により、自閉症スペクトラム障害は環境要因やバイオマーカーが関係していそう…!となっておりました。そこで今回研究者たちは、その辺をはっきりさせるべく、アンブレラレビューを行ってみることにしたらしい。
まず最初に2018年10月17日までに発表された該当研究をPubMedやEmbase、コクランといったデータベースを用いて検索してみたそうな。続いてその中から基準を満たす質の高い研究を選んで行ったみたい。すると46件の研究を選ぶことが出来たんだとか。
因みにこの中には、
- 67個の環境要因(544,212件の症例、81,708,787人の個人)
- 52個のバイオマーカー(15,614件の症例、15,433件の対照群)
があったそう。
これらのデータをまとめてみた結果、
が説得力のあるエビデンスレベルがあったとのこと。
また感度分析でチェックした結果、過体重とSSRIの服薬がエビデンスレベルが高かったらしい。それとバイオマーカーについては良く分からなかったそうです。
個人的考察
やはり先行研究で言われていた環境要因は自閉症スペクトラム障害リスクを上げてしまうみたいですね。