本日は2016年にハーバード大学が発表した、ポリフェノールの摂取量とダイエットの関係についての研究を見てみます。



ポリフェノールの摂取量とダイエットの関係について調べてみた…!

2016年のハーバード大学の研究によると、ポリフェノールの摂取量とダイエットの関係について調べてみたそうです。
この研究は、有名な3つの前向きコホート研究を使ったもので、具体的には以下な感じ。

  1. Health Professionals Follow-Up Study(HPFS):保健専門家追跡調査。1986年に登録されたアメリカの全ての州(50州)の51,529人の男性医療専門家を対象にした前向きコホート研究。因みにHPFSは1986~2006年の20年間追跡調査が行われた(以前登場済み)
  2. Nurses' Health Study(NHS):看護師の健康調査。1976年に登録されたアメリカの11州の121,701人の女性看護師を対象にした前向きコホート研究。因みにNHSは1986~2006年の20年間追跡調査が行われた(こちらも当ブログ何度登場済み)
  3. Nurses' Health Study II(NHS II):上記と同じく看護師の健康調査で、1989年に登録されたアメリカの14州の116,686人の女性看護師を対象にした前向きコホート研究。因みにNHS IIは1991~2003年の12年間追跡調査が行われた(こちら以前に登場済み)

この中で使えるデータをピックアップしていったそうで、最終的なサンプル数は、

  • HPFS:男性20,525人
  • NHS:女性39,423人
  • NHS II:女性64,138人
  • 総サンプル数:27~65歳の男女124,086人

って感じ。
因みに期間は1986年から2011年まででして、この間の4年間隔を一つのデータとして見てみたそうな。また、参加者全員の体重は2年ごとにアンケートでチェックしたらしい。更に最長で24年間追跡調査していたんだとか。
さて、これらのデータを統計処理した結果、まず分かったこととして、

  • ポリフェノールを除く、他の食事要因、喫煙、運動などの変数を調整した結果、ポリフェノールの摂取量と体重は逆相関していた…!つまりポリフェノールにはダイエット効果がある…!

ってこと。
どうやらポリフェノールは減量効果があるみたいですね~これは嬉しいお話…。
更にこの研究では具体的にどのポリフェノールが良いのかもチェックしております。
その結果、

  • 最も大きな関連性は、アントシアニンだった(1日10mgの追加で-0.23ポンド≒0.1kg)
  • 次がフラボノイドだった(1日138mgの追加で-0.18ポンド≒0.08kg)
  • 次がフラボノールだった(1日7mgの追加で-0.16ポンド≒0.07kg)

とのこと。
因みに食物繊維の摂取量の調整後もアントシアニン、プロアントシアニジン、フラボノイドは有意差が残ったみたい。その他は有意差がなくなったそうな。なるほどね~。
このデータを見て、たかが100gや80,70gとかしょぼくない…?と思った方もおりましょう。ただ、わずかな減量とはいえバカには出来ず、健康状態は確実にプラスの方向に行くんですな。例えば、血圧低下、BMIの減少、心血管疾患リスクの低下、糖尿病リスクの低下、がんリスクの低下などですね。う~ん、千里の道も一歩から。
ということで研究者たちは、もっと、リンゴやナシ、ブルーベリー(ベリー類)、ピーマンなどを食おうぜ…!とおっしゃっておりました。



個人的考察

因みに1日2カップの果物と2.5カップの野菜を増やすと良いぞ(但しアメリカ人基準)ってことなんで、気にしてみるのもアリかと思います。



参考文献