【加筆内容】牛乳は健康に良いのか? その4「胃がんリスクとの関係」
牛乳・乳製品の摂取と胃がんリスクの関係について観察研究のメタ分析を行ってみた…!
2014年の中国医科大学の研究によると、牛乳・乳製品の摂取と胃がんリスクの関係について観察研究のメタ分析を行ってみたそうです。世界的に見てみると、胃がんの発症率・死亡率ともに減少傾向にあるものの、世界で4番目に多いがんであり、また、がんによる死亡原因の第2位となっているそうな。
そんな胃がんと牛乳・乳製品の関係は実は良く分かっていなかったらしい。そこで今回、初めて乳製品の摂取と胃がんリスクのメタ分析を行ってみることにしたんだとか。
まず研究者たちは、1980年10月から2013年9月までに発表された該当研究をPubMedとWeb of Scienceで検索してみたそうな。すると合計7,629件の研究がヒットしたとのこと。
次にこの中で重複している研究を除外、その後、質の低い研究も除いていったらしい。
最終的に残った研究は39件でして、内訳は、
- コホート研究10件(うち日本の研究は4件)
- ケース・コントロール研究29件(うち日本の研究は5件)
だったみたい。
因みに割と様々な地域から研究が選ばれておりました。
さてメタ分析の結果がどうだったかと言いますと、以下のようになっておりました。
- 乳製品の摂取量が最も多い人たちは、最も少ない人たちに比べて、胃がんリスクが1.06だった…!
- 乳製品を細かく見てみると、牛乳、バター、マーガリンでも同様の結果だった…!
- チーズの摂取量が最も多い人たちは、最も少ない人たちに比べて、胃がんリスクが0.95だった…!
- ヨーグルトの摂取量が最も多い人たちは、最も少ない人たちに比べて、胃がんリスクが0.79だった…!
- 全ての研究で有意な異質性が見られた。
- 性別や地域、喫煙と飲酒の習慣は関係なかった。
つまり、牛乳や乳製品の摂取と胃がんリスクは関係ない…!ってことですね。
