ニーバーの祈りって皆さんご存知でしょうか…?
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」にも登場しますが、これがマインドフルネス瞑想アクセプタンス脱フュージョンなんかにも通じるよな~って感じなんですよね。
ということで今回はニーバーの祈りをご紹介しておきます。



ニーバーの祈りってなに…?

ニーバーの祈りとはアメリカの神学者、ラインホルド・ニーバーが作者であるとされる(正確な作者は不明)、祈りの言葉のことを言います。
以下は日本語訳です。


神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

一日一日を生き、
この時をつねに喜びをもって受け入れ、
困難は平穏への道として受け入れさせてください。

これまでの私の考え方を捨て、
イエス・キリストがされたように、
この罪深い世界をそのままに受け入れさせてください。

あなたのご計画にこの身を委ねれば、あなたが全てを正しくされることを信じています。
そして、この人生が小さくとも幸福なものとなり、天国のあなたのもとで永遠の幸福を得ると知っています。

アーメン


大事なのが冒頭の3行で、もうちょい、マイルドにすると、

  • 変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を下さい
  • 変えることのできないものについては、それを受け容れるだけの冷静さを下さい
  • 変えることのできるものと、変えることのできないものの区別する知恵を下さい

っとこんな感じ。
例えば、象と象使いを例にすると、

  • 象使いをトレーニングしたり象を調教するのは大変なことだけど挑戦する力(勇気)を下さい
  • 象(原始の脳機能である怒りや悲しみなど)を変えることはできないので受容する、傍観できるような客観的思考が持てるようにしてください
  • 象と象使いがごちゃごちゃにならないよう(課題の分離ができるよう)な考え方ができるようにしてください

と言う感じで、かな~り認知行動療法にも役立つような言葉なんですよね~。
メンタルの安定の為にぜひ、覚えておくとよろしいかもしれません。



個人的考察

メンタル安定の目標として、ニーバーの祈りを使うのも一つの手かと思います。
是非、ご活用ください。