んで今回もまた東大の先生方がポケモンGOを調べた研究をご紹介しようかと。
内容は、皆さん当時、非常に気になっていたポケモンGOと交通死亡事故発生率の関係です。以前に海外の研究事例研究をチラッとご紹介しましたが、今回は日本の研究者が日本人を対象に調べてくれたみたいなんで、より身近な疑問の答えになりましょう。
それでは見ていきますかー。



東大の先生がポケモンGOによる交通死亡事故発生率を日本で調べてみた…!

2017年の東京大学準実験によると、日本の全国交通事故データベースを使ってポケモンGOと交通死亡事故との関係性について調べてみたそうです。
そもそもポケモンGOはリリースとともに世界中で人気になり、日本でも2016年7月22日にリリースされ瞬く間にユーザーが増えていきました。んでその際、テレビやネットのニュースで良く取り上げられていたのが、ポケモンGOと交通事故の関係です。但しこれらのニュースは科学的データに基づいたものではなかったんで、正直、本当のところはよく分からなかったんですよね。
そこで今回研究者たちはこの辺をちゃんと調べてみようとしたんだとか。
ということでまず研究者たちは、日本の交通事故総合分析センター(イタルダ)の統計データをチェックしてみたそうな。期間は2016年6月1日~8月31日までで、その間、日本で起きた交通死亡事故を検索してみたらしい。
すると、日本の人口(1億2千万人)分の886件の交通死亡事故があったみたい。
次に日本でポケモンGOがリリースされる前とリリースされた後で統計的に交通死亡事故が増えていたか照らし合わせてみたんだとか。
その結果、

  • ポケモンGOのリリース前とリリース後の交通死亡事故の発生率に有意な変化はなかった…!

とのこと。
つまりポケモンGOで事故が増える…!みたいな放送は完全にメディアの偏った報道であって、実は全然関係なかったと…。やっぱ冤罪だったんか…。
ということで東大の先生も、

  • ポケモンGOが交通死亡事故に与える影響はごくわずかしかなさそうだ

とおっしゃっておりました。
なんか、今思えばそうだろうなって感じですよね。



個人的考察

ということで、ポケモンGOでの交通死亡事故は特に増えないってことでした。しかし、死亡事故以外はどうなのか…?って話など、まだまだネガティブな側面が全て払拭されたわけではないので油断できません。しかし、一つでも冤罪が晴れて良かったな~と思う次第です。



参考文献