【加筆内容】ダイエット効果に性差の違いはあるのか?女性ホルモン編8「エストロゲンを増やす食事・減らす食事編」
ダイエットにはエストロゲンを正常に保つのが大事で、それには三大栄養素のそれぞれの摂取量がキーになる事を確認してきました。
そして今回はエストロゲンを増やすにはどうしたらいいのか、減らすにはどうしたらいいのか見ていきます。
1986年のニューイングランドメディカルセンターの研究によると、白人女性とアジア人女性のエストロゲンレベルと食事の関係について調べてみたそうです。
この研究は食習慣と乳がんリスクの関係をチェックする為に行われたもので、対象者は閉経前及び閉経後の白人女性と東南アジアからハワイへ移住した女性となっております。
実験の流れは参加者全員のエストロゲン(女性ホルモン)とアンドロゲン(男性ホルモン)を24時間チェックした感じでして、その結果、
- 閉経前の白人女性は閉経後の白人女性に比べ、女性ホルモンのレベルが3倍も高かった…!
- 閉経前の女性について、毎日の総脂肪・飽和脂肪酸の摂取量とエストロゲンの濃度には正の相関関係があった…!
とのこと。
つまりエストロゲンを増やしたい場合は脂肪を摂取した方が良いと。
エストロゲンを増やすなら植物エストロゲンを摂取しよう…!
1987年のヘルシンキ大学の研究によると、植物エストロゲンの影響についてレビューしてみたそうです。
このレビューによれば、
って感じ。
植物エストロゲンはエストロゲンと似た働きをしてくれまして、大豆イソフラボンなんかに多く含まれております。
そのため、
- 納豆
- 大豆
- 豆腐
- きなこ
- 味噌
- 豆乳
- その他の大豆製品
とかが良い感じ。
他にも緑茶なんかにも多く含まれております。
こう見ると、日本人が昔から食べてきたものに多く含まれている感じなんで、特定のダイエットの中に日本人女性も多いってのも納得できますな。
エストロゲンを減らすなら食物繊維を摂取しよう…!
この研究は閉経前の女性62人を対象にしたもので、血中のエストロゲン濃度をチェックしたと言うもの。
小麦やオーツ麦、トウモロコシのふすまをガンガン食べてもらい、1日の食物繊維の摂取量を約15gから30gに増加させたんだとか。また併せて脂肪の摂取量が大幅に減らないよう注意したらしい。
これを2ヶ月間行った結果、
- エストロゲンが明らかに減少した…!
とのこと。
どうやら食物繊維には体内のエストロゲンレベルを減らす作用があるみたいですね。
個人的考察
もしエストロゲンが多すぎる、少なすぎるって方は上記を参考に食事をしてもよろしいかもしれません。