就労選択支援のモデル事業を行った事業所の話を聞いてきたよー
当ブログでも、
って感じで、記事にしていたりします。
んで最近、就労選択支援のモデル事業を行った事業所の話を聞く機会がございまして、この話から、個人的になんとな~く実際の動きや流れなんかが見えてきたんですよね。
就労アセスメントをベースにする
まず一番基本的且つ大事なポイントとしては、- 就労アセスメントをベースに就労選択支援をしていくと良さそう…!
ということ。
今回、いくつかのモデル事業のお話を聞いたんですが、現在、就労アセスメントを実施している事業所が就労選択支援を行う場合、基本を就労アセスメントと同じにすると、割とスムーズに行きそうな感じでした。この辺は国の資料に書いていないんでモデル事業を行った成果と言えましょう。ありがたや…ありがたや…。
日数・時間・間隔の実例から見えた事
二つ目のポイントは日数や時間、間隔です。障害福祉サービス受給者証の支給決定期間は原則1か月としており、またアセスメント期間は基本2週間以内ってのは、令和6年度障害福祉サービス等報酬改定で発表されておりました。
んがしかし、実際のところどうなんだろう…?ってのは謎なところだったんですな。そこが今回のモデル事業を行った方の話から見えてきたんですよ。
こんな感じでした。
- Aモデル事業所:1週間(5日間)
- Bモデル事業所:2週間(10日間)
どうやら1~2週間で設定しているみたい。平均8日~14日とも言ってましたな。まぁ、妥当なところかと…。因みにこの日数も就労アセスメントの日数をベースにしているところがありました。
それと就労選択支援の説明や初回の聞き取り、多機関連携会議や調整は上記期間に含まれておりません。
次に時間なんですが、
- Aモデル事業所:元々就労アセスメントで取っていた時間でとった
- Bモデル事業所:1週目5時間、2週目7時間みたいに段階的に上げてとった
みたいです。
これを見るに、やはり就労アセスメントでとっている時間をそのまま使うと良さそうな感じでした。また、今AB移行なんかをやっていて就労選択支援を行う場合は、サービス提供時間をそのまま当てはめると良さげっぽい感じです。なんで1日6時間前後ぐらいになるかと。
次は間隔も見てみましょう。
話しによれば、
- Aモデル事業所:2日やって1日休んで3日やるみたいな感じだった
- Bモデル事業所:週5日×2週間でやった(おそらく月~金)
って感じ。
ここもやっぱり就労アセスメントでとっている時間をそのまま使うと良さそうです。
因みに私の事業所の就労アセスメントは、基本2週間(月~金の10日間)、1日6時間で行っているんで、これをこのまま当てはめるのがスタンダードになるんでしょうな。
それとBモデル事業所が行った時、障害福祉サービス受給者証は-8日で発行されていたとのこと。ここもちょっと気になっていたんで事例として聞けたのは嬉しい感じ。
就労選択支援で使うアセスメントシートはどうするか…?
次にポイントだったのが就労選択支援で使うアセスメントシートはどうするか…?問題です。ここは非常に気になっていたんですよ。
というのも皆さんご存知の通り、就労アセスメント時代では「(参考様式)総合記録票 就労アセスメント結果票」をそのまま使うか、こちらをベースに各自でシートを作成して行うって形でしたんで(余談ですがこの就労アセスメント結果票って「就労移行支援のためのチェックリスト」とほぼ同じ)。
んで、以前のモデル事業の方のお話や厚生労働省の担当官のお話から、就労選択支援ではJEEDの「就労支援のためのアセスメントシート」を使う、後は就労アセスメントである地域性を活かしていきたい…!って聞いていたんですよ。確かにこれを見た時「35ページもあって大変だよな~」と思っとった訳ですな。
これをそのまま使うかアレンジしていくかはどうなんだろう…?と疑問でした。その回答の一つとして、モデル事業所の方の話を聞けたのはありがたい話です。
んで、どうだったかと言いますと、
- Aモデル事業所:JEEDの「就労支援のためのアセスメントシート」をベースに独自に修正したものを使った
- Bモデル事業所:JEEDの「就労支援のためのアセスメントシート」をそのまま使った
って感じ。
やはりそれぞれのパターンでとっていたみたいですね。でも、どちらでも正解なのがここら辺でも見えたのは非常に大きいかと。
因みにそのままJEEDの「就労支援のためのアセスメントシート」を使った方曰く、「入力に合計6時間もかかったぜ…。」ってことなんで、やはりそのまま使うのはかな~~り大変なご様子。
もちろん地域性はあるんでしょうが、当事業所では就労アセスメントで独自の用紙を作成してとっているんで、それとJEEDの「就労支援のためのアセスメントシート」の内容を照らし合わせて、修正したものを使おうかな~と思っております。
更に余談ですが、JEEDの「就労支援のためのアセスメントシート」を修正する時、個人的に参考になるよな~と思っている物が、
- 履歴書や職務経歴書の項目、具体的には基本情報(名前、生年月日、住所、連絡先など)、学歴、職歴、福祉サービス利用歴、免許・資格など
- 面接で聞くような事、特に障害について。具体的には、診断名、手帳の有無や等級、障がい特性、配慮事項、通院頻度、緊急連絡先など
- 求人票に書いてある事。具体的には、希望職種、雇用形態、勤務地、フルタイム・短時間、1日の労働時間、休日など
- サビ管の初回アセスメントでの聞き取りや就労移行支援利用時の初回の聞き取りで聞く事
- 聞き取りやアセスメント期間で取れた情報、関係者からの情報をまとめたものを書く用紙
- 「(参考様式)総合記録票 就労アセスメント結果票」の事業所内評価会議とアセスメント結果票のシート
あたりです。
これらを使ってちょっと35ページからスリムにしてあげると良さそうだと思っております。
多機関連携会議
最後は多機関連携会議のポイントです。
まずは集まる方から。これは話を聞いたモデル事業を行った事業所全部に共通していまして、
- 関わりのある機関全部でやった
とのこと。
例えば、
- 本人やそのご家族(保護者)
- 就労選択支援担当者
- 現にA型やB型に通っていればそこの管理者やサビ管
- グループホーム(GH)に住んでいればそこの管理者やサビ管
- 学校に通っていれば、先生
- 中ポツ(障害者就業・生活支援センター)
- 相談員(相談支援専門員)
- 自治体の職員
って感じ。
こちらも感想としては、就労アセスメントで集まっていた人たちで良さそう…!ってことですかね。
次に集まる時期ですが、
って感じで、こちらは最後にやるパターンが多そうな感じでしたね。
- Aモデル事業所:最後に集まって多機関連携会議をやった
- Bモデル事業所:最後に集まって多機関連携会議と連絡調整をやった
- Cモデル事業所:アセスメント期間中に多機関連携会議をやりつつ、最後に集まって多機関連携会議をやった
基本は最後に多機関連携会議をやりつつその後連絡調整、必要であれば、アセスメント期間中にも行うとするのが良さそうです。この辺も基本プロセスや就労選択支援サービスの流れではイマイチタイミングが分からんかったんでモデル事業での実践報告はありがたい…!
個人的考察
正直、他にも謎な部分はあったりします。例えば、利用契約書や重要事項説明書ってどうしたのかな~とか。その辺も踏まえ、適宜情報収集に努めたいですね。
それと最後に、令和7年3月26日の官報の号外第64号14ページ「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令(八四)」によれば、就労選択支援の施行期日は令和7年10月1日とのこと。やっぱ10月1日スタートみたいですねー。