【加筆内容】ダークチョコレートで認知機能はアップするのか? その6
睡眠不足(徹夜)での血圧上昇や認知機能低下はダークチョコレートで回復できる…!
2016年のラクイラ大学のRCTによると、ダークチョコレートを食べると睡眠不足後の認知能力などが回復するのか調べてみたそうです。
この研究は健康な32名が参加したもので、まずは一晩しっかり寝てもらったそうな。次に徹夜をしてもらったそうなんですが、その際、参加者を以下の2グループにランダムに振り分けたとのこと。
- フラバノール量の高いチョコレートバー(=ダークチョコレートバー)を食べてもらう。
- フラバノール量の低いチョコレートバー(=普通のチョコレートバー)を食べてもらう。
併せて、認知力テストや血圧なんかを測定したそうです。
その結果、
- 睡眠不足で収縮期血圧と拡張期血圧の両方が上がっていた…!
- ダークチョコレートバーを食べた人の収縮期血圧は116.9±1.6mmHg、拡張期血圧は70.5±1.2mmHgだった。
- 普通のチョコレートバーを食べた人の収縮期血圧は120.8±1.9mmHg、拡張期血圧は72.3±1.2mmHgだった。
- つまり、ダークチョコレートバーを食べた人の方が普通のチョコレートバーを食べた人よりも血圧が低かった…!
- ダークチョコレートバーを食べた人は、睡眠不足後のワーキングメモリが維持されていた…!
とのこと。
つまり睡眠不足(徹夜)での血圧上昇や認知機能低下は、ダークチョコレートである程度回復させることが出来るってことですね。