【加筆内容】年末年始の食べ過ぎ分を取り返そう! その1「基本編」
ということで、そろそろ年末年始に食べ過ぎた分を取り返そうとダイエットを始める方もいらっしゃるのではないでしょうか…?
んがしかし、何から始めればいいのか悩んじゃうのも良くある事。特に巷にはいろんなダイエット法がありますからね~。
やっぱり長く見たらダイエット効果は同じ…!故に自分が一番続けやすいダイエット法を選ぶのが最も大事…!
2014年のトロント大学などのメタ分析によると、様々なダイエット法の減量効果について比較してみたそうです。
世の中には様々な名前が付けられたり、ブランド化されたりしているダイエット法がございます。ただどのダイエット法が最も効果的なのかよく分かっていないんですな。そこで今回調べてみることにしたそうです。
まず研究者たちは、2014年4月までに発表された該当研究をAMED、CDSR、CENTRAL、CINAHL、EMBASE、MEDLINEで検索してみたそうな。またその際、過体重又は肥満の成人(18歳以上)を対象にしている事、3か月以上の追跡調査で減量効果やBMIの低下効果をチェックしている事なんかを基準に検索したらしい。更に似たダイエット法をまとめたり、運動(ジョギング、筋トレなど)やメンタルサポート(カウンセリングやグループサポートなど)の有無もチェックしたとのこと。すると合計23,371件の研究がヒットしたんだとか。
次にこの中で重複している物や質の低い研究を除外していったそうで、最終的に11種類のダイエット法に関する48件のRCTを報告した59件の研究をピックアップできたそうです。
因みに48件のRCTの特徴はこんな感じ。
- 総サンプル数:7,286人
- 年齢の中央値:45.7歳
- 体重の中央値:94.1kg
- BMIの中央値:33.7
- 食事介入期間の中央値:24週間
それでは気になる結果を見てみましょう。
- 6ヶ月の追跡調査の結果、全てのダイエット法は何もしていないよりも優れていた…!
- 6ヶ月間における、糖質制限ダイエット(低炭水化物食)の減量効果の中央値は8.73kgだった…!
- 6ヶ月間における、低脂肪食の減量効果の中央値は7.99kgだった…!
- 12ヶ月の追跡調査の結果、全てのダイエット法は何もしていないよりも優れていた…!但し、6ヶ月の追跡調査後よりも減量効果が1~2kg程少なかった…!
- 12ヶ月間における、糖質制限ダイエット(低炭水化物食)の減量効果の中央値は7.25kgだった…!
- 12ヶ月間における、低脂肪食の減量効果の中央値は7.27kgだった…!
- ダイエット法+運動やメンタルサポートは減量につながっていた…!
- 6ヶ月間における、ダイエット法+運動の減量効果の中央値は0.64kgだった…!
- 6ヶ月間における、ダイエット法+メンタルサポートの減量効果の中央値は3.23kgだった…!
- 12ヶ月間における、ダイエット法+運動の減量効果の中央値は2.13kgだった…!
- 12ヶ月間における、ダイエット法+メンタルサポートの減量効果の中央値は1.08kgだった…!
次に各ダイエット法の減量効果についても見ておきましょう。
- 6ヶ月間で最も減量効果が高かったのはアトキンスダイエット(中央値10.14kg)だった…!
- 次いでボリュメトリクスダイエットが9.87kg、オーニッシュダイエットが9.03kgだった…!
- ジェニークレイグダイエットを除いた全てのダイエット法で、6ヶ月の追跡調査後よりも12ヶ月の追跡調査後の方が減量効果が小さくなっていた…!
- それでもオーニッシュダイエット、ローズマリー・コンリーダイエット、ジェニークレイグダイエット、アトキンスダイエットの減量効果は高く全て6.35kg~6.55kgの間だった…!
因みにBMIについては報告している研究数がかなり少なくよく分からなかったみたいです。
ということで、最後にこれらの結果のまとめです。
- どんなダイエット法でもやらないよりもやった方が良い…!
- 最低でも6ヶ月、出来れば最低1年は続けられるダイエット法を選ぶと良い…!
- 糖質制限ダイエット(低炭水化物食)だろうが低脂肪食だろうが長く続ければ減量効果はほぼ同じ…!
- ダイエットは続けるほど減量効果も徐々に低くなってしまう…!
- 食事のダイエットにはプラスして運動やメンタルサポートも導入すると良さそう…!
- 最初の6ヶ月間は特にメンタルサポートの効果が大きい…!
- 1年間になると運動の減量効果が大きい…!
やっぱり長く見たらダイエット効果は同じ…!故に自分が一番続けやすいダイエット法を選ぶのが最も大事…!ということですね。