年末年始の食べ過ぎ分を取り返そう!」シリーズの続きです。
去年ご紹介していた「運動してもランニングしても痩せない!むしろ太った!の原因は何なのか?運動によるダイエットについて考える」シリーズでもふれたとおり、運動やランニングのダイエット効果は低いんですが、一方で意外とバカにできないのがNEAT(ニート)です。
NEATは普段の日常生活をしているときに勝手に消費されるカロリーのことで、これが運動のカロリー消費なんかよりもずっと大事になるんですよ。
ということで今回はNEATについてかなり良い感じのレビュー論文がありましたんで皆でチェックしていきましょう…!



NEAT(ニート)について既存の研究を見直ししてみた…!

2013年のコロラド大学レビュー論文によると、NEAT(ニート)について既存の研究を見直ししてみたそうです。
具体的には、2012年にカリフォルニア州サンフランシスコで行われたアメリカスポーツ医学会(ACSM)の会議で発表されたプレゼンを要約してみたとのこと。それではポイントを一つずつ見ていきましょう…!


運動による減量(ダイエット)効果と健康効果

まず基本として、体重が安定している人ってのは、カロリーバランスが整っている人と予想されるそうです。
つまり、

  • カロリー摂取量=カロリー消費量

になっているってことですね。
そして当たり前ですが、減量(ダイエット)効果を引き起こすには、このバランスを崩して、

  • カロリー摂取量<カロリー消費量

になる必要があります。
つまり理論的には運動でカロリー消費量が増えると、減量できるはずなんですよ。んがしかし、実際は差に非ず、ラボ内で監視しつつ運動してもらうと減量効果は予想よりも少なくなってしまうんですよね。
もうちょい詳しくいうと、定期的な運動により体重や体脂肪が減少する人達がいる一方、同じ量の運動を行ったにもかかわらず、何も変化しない、むしろ体重や体脂肪が増えてしまう残念な人達もいるんですな。
この原因の一つには、運動による減量(ダイエット)効果には大きな個人差があるということ。これにより皆が思い描くような減量が出来る事はかなり難しいみたい。また運動のカロリー消費量が皆が思っている以上に少ないのも理由の一つ。更に運動したことにより普段動かなくなったり、食べる量が増えていたり…なんてことも。
因みにこの当たりについて詳しく知りたい方は、


をご覧ください。
一方で、運動を取り入れると誰でも健康へのメリットが得られます。特にこれまで座りっぱなしだった人が運動するようになると、より健康になり、多くの慢性疾患リスクが低下し、より適切な体重を維持・管理できるようになるんだとか。
そのため、運動で痩せよう…!とは考えず、それ以外の目的、例えば、健康になろう…!とかが良いみたいです。



個人的考察

今回はここまで。



参考文献

最後にまとめて掲載します。
気になる方は各リンクからどうぞ。