年末年始の食べ過ぎ分を取り返そう!」シリーズの続きです。
今回はより目標達成率を上げる方法を模索していきます。



進捗状況の記録と目標達成率の関係についてメタ分析を行ってみた…!

2015年のシェフィールド大学の研究によると、進捗状況の記録と目標達成率の関係についてメタ分析を行ってみたそうです。
皆さんご存知の通り、目標を設定し、その目標に向かって計画的に動いていく、モチベーションを維持向上していくには、記録(ログ)を取るのが大事だと言われております。んがしかし、これが本当なのかガッツリ調べている研究がなかったそうな。そこで今回研究者たちはメタ分析を行ってみたとのこと。
まず最初に該当する先行研究をデータベースを用いて検索してみたそうです。更に参考文献なんかもチェックしたらしい。すると、データベースの検索から21,556件、参考文献から498件の合計22,054件の研究が見つかったんだとか。続いてこの中で重複しているものを除きつつ、基準に従い各研究を精査、最終的に138件の研究に絞り込んだそうです。因みに138件の研究の総サンプル数は19,951人とのことでした。
それでは結果を見てみましょう。
まずは大きな結論からですが、

  • 進捗状況の記録(ログ)を取ると目標達成率が高まっていた…!

とのこと。
やっぱり記録(ログ)を取るのは良いんですねー。
続いてもうちょい詳しく見てみましょう。

  • 記録による目標達成率のアップ効果は小~中程度(d=0.40)だった…!
  • 進捗状況の確認の促しは、記録の頻度の増加に非常に大きな効果(d=1.98)があった…!

記録を取ると行動力や目標達成率がアップするし、記録は取れば取るほど良い…!ってことですね。
また、記録のコツみたいなものも分かりまして、

  • 記録を報告すると良い…!
  • 記録を公開すると良い…!
  • 物理的に記録すると良い…!

とのこと。
これらのコツを使うことによって進捗状況の記録による目標達成に大きな影響を与えるんだとか。
つまり、


ってことですな。
なるほど確かにこれらは実体験からも納得できますね。



個人的考察

ということで、メタ分析でも記録(ログ)を取ると良いぞ…!ってのが分かったのは嬉しい話。やっぱり目標達成や計画通り進める、先延ばし対策、習慣化などには記録を取るのが良さそうですね。



参考文献