【加筆内容】年末年始の食べ過ぎ分を取り返そう! その7「NEAT編2」
「年末年始の食べ過ぎ分を取り返そう!」シリーズの続きです。
1日の総カロリー消費量の内訳とNEAT
ご存じのように運動以外にも私たちはカロリーを日々消費し続けております。式にしてみますとこんな感じ。
- 1日の総カロリー消費量=安静時代謝率+食物の熱効果+身体活動カロリー消費量
因みに食物の熱効果(TEF)ってのは食事誘発性熱産生(DIT)とも言われまして、食べる時に使われるカロリー消費量ですね。
んで、身体活動カロリー消費量ってのは、更に以下の2つに分類できます。
- 運動(皆が想像する運動、有酸素運動(ランニング)とか無酸素運動(筋トレ)とか)
- NEAT(ニート:非運動性活動熱産生)
ここまでをまとめると以下な感じのイメージとなりまして、それぞれのカロリー消費量の割合はこのようになります。
お分かりの通り、実はNEATの占める割合は結構高いんですな。
ではNEATとは何かを次に見ていきます。
NEAT(ニート:非運動性活動熱産生)は、睡眠、食事、皆が思う運動のような運動以外で消費されるカロリーの事を言いまして、日常生活の全ての活動を含むものとして広く定義されております。
例えば、
などなど、無意識に動いて消費されるカロリーです。
因みに動物実験なんかではNEATのことを自発的身体活動(SPA)と言ったりしますが同じ意味みたいです。
そしてNEATの特徴としては下記が挙げられるんだとか。
例えば、
- そわそわする
- 姿勢を維持する
- 歩いて学校や仕事に行く
- タイピングをする
- ガーデニングをする
- 家庭菜園をする
などなど、無意識に動いて消費されるカロリーです。
因みに動物実験なんかではNEATのことを自発的身体活動(SPA)と言ったりしますが同じ意味みたいです。
そしてNEATの特徴としては下記が挙げられるんだとか。
- 2003年のメイヨークリニックの研究・1986年の研究・1992年のアメリカ国立衛生研究所の研究:NEATは非常に変動しやすい…!
- 1986年の研究・2004年のマーストリヒト大学の研究:NEATは1日の総カロリー消費量の強力な要素である…!
- 2000年のCIADの研究:NEATは環境要因とも関係している…!
- 2005年のマーストリヒト大学の研究・1992年のアメリカ国立衛生研究所の研究:NEATは生物学的要因とも関係している…!
体重キープやダイエットにかなり重要だと言えますね。
そんなNEATですが、どのように計算すればいいのでしょうか…?
そもそも運動でどれぐらい痩せやすいかを判断するには、1日の総カロリー消費量を正確に測定する必要があります。しかし、ヒトが自由に生活している中で各カロリー消費量における1日の総カロリー消費量を正確に測定することは不可能に近いです。
その中でNEATを計算するのに最も一般的な方法は、
とのこと。
例えば、
って感じですな。
こんな感じで推定するそうです。
気になる方は各リンクからどうぞ。
- NEAT=1日の総カロリー消費量-(安静時代謝率+皆が思う運動でのカロリー消費量)
とのこと。
例えば、
- 1日の総カロリー消費量2500kcal-(安静時代謝率1600kcal+皆が思う運動でのカロリー消費量400kcal)=NEAT500kcal
って感じですな。
こんな感じで推定するそうです。
個人的考察
今回はここまで。
参考文献
最後にまとめて掲載します。気になる方は各リンクからどうぞ。