「年末年始の食べ過ぎ分を取り返そう!」その1その2の続きです。
今回は、皆さんが一番手を付けたくないであろう(笑)、運動についてです。まぁ、以前から書いている通り、運動のみでダイエットはおすすめしておりませんが、それでもやった方が良い理由は多々ありまして…。
そんなこんなで、運動のハードルは高いって方が多いんで、こんな研究をしてみたよ…!っていうのを見てみます。



マイクロトレーニングの効果について調べてみた…!

2015年のコペンハーゲン大学の研究によると、マイクロトレーニングの効果について調べてみたそうです。
マイクロトレーニングってのは、一般的な運動と違い、短い時間で何度も運動を行っていくこと。いわば、スキマ時間でちょこちょこ運動していく方法でして、まとまった時間が作れない、だから運動できないって方々に重宝されているんですな。
では、一般的な運動方法と比較した場合、その効果はどうなんだ…?ってことで今回チェックしてみたらしい。
この研究は、男女29人が参加したもので、以下の2グループに分かれてもらったと言うもの。

  1. マイクロトレーニンググループ(21人):週9回、1回15分間のトレーニングを行ってもらった。
  2. 一般的な運動方法グループ(8人):週3回、1回45分間のトレーニングを行ってもらった。

ご覧の通り、運動時間の合計は同じになるよう設定しております。また両グループ共に、有酸素運動又は筋トレを行ってもらったとのこと。
実験期間は8週間で、最後に両グループの運動効果を比べてみた結果、

  • 両グループ共に、シャトルラン(持久力)のパフォーマンスがアップしていた…!
  • マイクロトレーニンググループはシャトルランの距離が1,373±133mから1,498±126mにアップしていた…!
  • 一般的な運動方法グループはシャトルランの距離が1,074±213mから1,451±202mにアップしていた…!
  • マイクロトレーニンググループはVO2maxが3,744±615mL min-1から3,963±753mL min-1にアップ、膝の等尺性収縮(空気イス)の維持力が646±135から659±209にアップ、握力の維持が408±109から441±131にアップ、2分間のランジ回数が65±3から73±2にアップしていた…!
  • 但し、運動介入の前後で測定した全てのパフォーマンスデータで、マイクロトレーニンググループと一般的な運動方法グループに有意差はなかった…!

そうです。
この結果に研究者曰く、

  • 毎週のトレーニングの総量が同じであれば、マイクロトレーニングでも一般的な運動方法でも同様のトレーニング効果が得られるだろう

としています。
つまり週の運動時間の合計が同じであれば、ちょこちょこやろうがまとめてやろうが同じ…!ってことですね。



個人的考察

ということでスキマ時間にちょこちょこ運動してみるのもアリですよー。
まさに、塵も積もれば山となる、ですね…!



参考文献