おそらく皆さんも一度はやったことがある宿題。
各科目から出されることがあるのはもちろんのこと、小学校や中学校、高校など、日々出される宿題から、夏休みなど長期のお休みの際に出される宿題と様々あるでしょう。
でも、宿題って嫌々やるパターンが多いじゃないですか(笑)
そんなんで本当に役立っているのかというと、実は意外と良く分かっていなかったりするんですよね。
そこで今回は過去の宿題研究を見直ししてみたという研究を見てみます。



宿題で学校の成績はアップするのか…?

2006年のデューク大学の研究によると、宿題で学校の成績はアップするのか過去の宿題研究を見直ししてみたそうです。
そもそも宿題ってのが何を指すのかですが、

  • 宿題とは、学校の先生が生徒に課す、あらゆる課題であり、生徒が学校時間外に実施することと定義できる

とのこと。
なるほど確かに宿題のことをかっこいい言葉で説明すればこのようになるでしょうね。
んでこの研究では、1987年から2003年までの宿題研究を色々見つつ、宿題の効果ってのを掘り下げてみたらしい。これは気になりますね~。
まずアメリカの宿題ってのがどんな感じで行われているかなんですが、

  • アメリカでも、ほとんどの学年で宿題をやっていた…!

とのこと。
もうちょい詳しく見てみると、

  • 9歳の子ども(小学3,4年生)の3分の2以上が毎日宿題を行っていた…!
  • 13歳の子ども(中学1,2年生)の4分の3が毎日宿題を行っていた…!
  • 17歳の子ども(高校2,3年生)の4分の3が毎日宿題を行っていた…!
  • 9歳の子どものうち16%が毎日1時間以上宿題をしていた…!
  • 13歳の子どものうち37%が毎日1時間以上宿題をしていた…!
  • 17歳の子どものうち39%が毎日1時間以上宿題をしていた…!

って感じで、まぁ日本と大きな違いはなさそうでした。
次に過去の様々な宿題研究を見ていくんですが、まず大きな結論としては、

  • 研究の種類に関わらず、全ての研究にデザイン上の欠陥があった…!
  • 但し、宿題が学校成績にプラスの影響を与えるという一貫した証拠があった…!

とのこと。
各研究の方法にあやしさはあるけど、とりあえず宿題はやっておくと成績はアップするみたい。
また、宿題は1日どれぐらいやれば(出せば)良いかですが、目安として出ていたのは、

  • 小学生:時間は関係ないかも…?
  • 中学生:1日1〜2時間がベストかも…?
  • 高校生:1日2時間までがベストかも…?

って感じ。
また小学生は宿題の量より質がポイントとのこと。
そして重要なのは年齢と時間よりも宿題に対する向き合い方みたいでして、

  • 幼稚園から小学6年生よりも、中学1年生から高校3年生までの方が、宿題と学校成績の相関関係が高かった…!
  • 親から言われてやる宿題よりも、子ども自身でやる宿題の方が、宿題と学校成績の相関関係が高かった…!

みたい。
確かに受動的よりも能動的な学習の方が良い(アクティブラーニングが良い)ってのは、ほぼ間違いないところですし、小学生よりも高校生の方が今後の人生を考えて自発的に学習することが多くなると思われるので、宿題を行い学校成績がアップするのも納得できますな。



個人的考察

これらを見て個人的に感じたのは、

  • 小さいころ(小学生のうち)は、自分が楽しい、自分からやりたいと思う宿題は積極的にやった方が効果が大きそう
  • 中学・高校になるにつれ、宿題はやっておいた方が学校成績にプラスの影響がありそう
  • 1日2時間以上かかるような宿題を出す先生がいたら信用しない(笑)

って感じでしょうか。
でも、分かっちゃいるけど宿題って面倒なのよね…。



参考文献

https://assess.ucr.edu/sites/default/files/2019-02/cooperrobinsonpatall_2006.pdf